船夢物語❗️


 これから話すことは一つのファンタジー

 以前にも少し書かせてもらってはいるが

 ダイジェスト版として読んでもらえればと…

 また

 世間知らずの空想モノガタリとして

 捉えていただければ幸いである…


 私は玉石混交の船に乗っていた

 この船にはいろんな人種が乗っている😊

 豪華な限られたVIP室の人もいれば

 チラシ配りの無料の若者も乗っているし

 九十歳超えのヴァイオリンが唯一の友の老人から

 車椅子、ペースメーカー装着の人から

 招待客のエリートから著名人も…

 勿論、外国人も数多くいた

 その中には

 精神ヤンデル人や

 そこで妖しい?ビジネス??の人もいたりして

 年2回定期的にリーズナブルに運行提供するには

 年齢も病歴も人種も何もかも

 選んでられないのかも…ネ

 知らされはしないが

 常に棺桶三台乗せてあり

 乗客には知らせず

 密かに処理されているらしかった…


 それだけに

 その中で繰り広げられるドラマは

 一般の金持ち年寄り等

 似通った人種の集まりでなく

 種々雑多 スケールある

 泥舟奴隷船みたいな

 オモシロイ摩訶不思議な冒険の旅であった


 私は勝手なワガママだし

 長期の留守を許されただけでも御の字で

 夫には頼めないし

 アルバイトでためたお金で

 一番安いクラスの船室を選んだ

 四人部屋である 

 一人参加の私は 仲間との語らいに

 期待を寄せた❗️ 

 四ヵ月近くの

 合宿気分を味わいたかった…

 

 ところが此れがとんでもない日々と化す❗️

 募集締め切り間際で

 人気コース巡りのこの船には

 とんでもない冒険譚が繰り広げられるのであった


 後でわかったのだが

 同じお値段でも

 この船室は最も狭く窓もない

 経験者の二人は三年前とか

 早期に申し込み格安で乗っている

 そこに私はぶち込まれたのである

 まあ、…こんなもんかと

 後でよその船室のぞかせてもらって

 広く明るく四人部屋なのに

 何故か二人、三人のところもあって

 びっくり仰天の有り様〜


 またこの船の名称は

 ピ〇スならぬ ピ〇クボートと…

 後で聞かされたのだが…ネ

 格安のロージンホームとか慰安所??とか…

 タシカニ

 服二三枚で乗り込んだ人もいた

 夜寝たらソレを洗い船室ではすぐ乾くし

 またそれを着るでやりくりして

 都内のアパート借りるより…

 毎回この船に乗れば

 3食ティータイム昼寝お掃除付きで

 好きな本読んだりアスレチックしたり

 緩い管理の元…ネ遊んで暮らせる

 また夫婦同然臨時のカップルも居たり

 船でその日のドル高で料金決めて

 十分で1ドルの格安マッサージでチマチマ

 小銭稼ぎの婆さんも居たり…

 どう多く見ても五十前後にしか見えない

 ポストのような赤い靴はいた声ガラガラの

 魔法使いのババァ見たいな濃いアイラインの

 女は…若いイケメンばかり対戦相手に選び

 卓球の係の私に苦情を言われた方があった

 その問題の彼女は この船に二十六回も

 乗船事実を隠そうともしなかった

 働かずにあの歳で百万ちょっとのお金が何処から

 数十回…ネ捻出…出来るものかと〜

 タシカニ服装は安物だったが…

 何をしている人か不審な人であった 

 口さがない連中はいろんなことを言う


 いろんな側面を持っているこの船

 真面目に麻薬取締官が乗り込んで

 アメリカのマフィアの実態とかを聞いたり

 まああるときは

 海洋汚染の話をしっかりレクチャーされ

 大変な環境汚染の実態も学ばせてもらえ

 停泊中には

 地元の学生若者が列をなして船に乗り込み

 様々な文化にも触れもした…ネ

 功罪併せ待つ実情が垣間見られた

 また乗船客の自主企画による

 ファッションショー、カラオケ大会もあったりして

 真面目な人もそうでないかもしれない人たちも

 色とりどり社会の縮図見たいな

 大勢が乗り合わせた船であった

 

 一方開かれた船上生活のほか

 狭い隔離された船室世界は

 またトラブルの縮図‼️

 

 何もわからない私たちは

 締め切り間際に滑り込んだから

 不具合が一杯あった

 しかも乗船回数八回とか六回とかの

 ツワモノは新参者の私ともう一人は

 手ひどい洗礼を受け続けることに…ネ


 牢名主の婆さん二人にいつもみはられ

 勝手知ったる我が家の如く居座っていた

 惡い要領覚えてやりたい放題

 坊っちゃんと山嵐の如く赤シャツに

 最期は生卵ならぬしっぺ返しを

 私達新人二人で画策して

 やっつけるのではあるが…ネ


 私は大好きな船旅で

 二大運河、オーロラ観察、万里の長城、

 ヨーロッパ各地を巡り  

 ニューヨークからハワイを回る

 異国の風に当たり

 五月蝿い夫の目逃れ

 人生の中の長い休暇を与えられた気分で

 コレまた大好きな卓球🏓三昧

 後に上級クラスの混合ダブルスで決勝まで進み

 表彰もいただいた!

 加えて

 念願の世界の船旅でトールペイント講座も

 開けて毎日が夢の日々…のはずだった~


 早朝は体操や瞑想🧘セラピー

 夜はJAZZ倶楽部も朝は讃美歌が響き

 日中は窓際一面麻雀台がずらりと並び

 初心者は指導もしてもらえる

 夜はソレまではオトナシク就寝していたが

 不良婆さんに誘われ

 夜の識らない世界に嵌まり込む〜❗️

 ボトル注文すれば

 毎夜カラオケ無料❣

 私は飲めないので毎夜招待客に飲ませ

 さいごあたりは…数回に分けて

 お世話になった方々を招待した❣


 その組み合わせで大揉めになったこともある


 あのタワマン女と同室の敬遠の仲が同席し

 「なんであのヒトを招待したの!‼️」

 ふたりとも横を向いて知らん顔

 果ては…タワマン女は私に言った!

 中途立ち上がりあからさまに

 今夜は帰るから

 次回私を招待し直して欲しいと…ネ


 ボトルニ本で終わらせようとしたけれど

 三本になり…おつまみはチケット足りなくなり

 降りる間際に買い足す有り様〜❗️

 もう殆ど再び会うこともない人たちだけれど

 それだけにお世話になったら方々には

 借りは少しでも感謝とともに返しておきたかった

 せっかく開かれた

 夜の世界を教えてもらったのだから


 毎夜JAZZ BARで暴れまくり踊りまくり

 とんだ不良になったもんだと思った〜


 踊り狂う私を見てまるで別人‼️  

 周囲でいつの間にか手拍子で

 生バンドはジャンジャン

 専属のボーカルも加わって

 ライトの下で私一人にされ

 滑り転びそうな

 大回転‼️

 いつしか十代の頃に帰っていて

 踊らされる羽目に…


 眼を丸くされたりした

 普通の主婦に

 通常こんなことは望めないと心の内で言い訳する


 でもね〜…

 コンナ健全で安全で格安に毎夜

 タクシーも使わず、明るいデッキを歩いて帰れる  

 船内には夜間の警備も完備していて

 “平凡な主婦にとって“

 毎夜

 またとない経験できていることに感謝して

 このチャンスを満喫したのであった〜❗️

 

 経験は

 思い返してみると “買えない“宝でもある

 やりたいときにやっておくべし

 あのタイミング外したら

 コロナ禍で乗れなかったし

 時期を外したら

 行けない心境、環境になっているかもしれない~

 思い切って踏み出して良かったと

 冥土の土産??

 数々の普通ではありえない体験は

 今や 


 生きた!描いた❣旅した‼️


 私の貴重なお宝となっているのである❗️