よりによっておかしなオトコたちとの出逢い



 推理小説の答えを教えての前振りは

 興味をそがれるかもしれないが

 今振り返るに

 心震わせられる出逢いはなかった

 という結末…ネ


 

 スタンフォード大学での二人の男

 イケメンではあったが既婚者風で

 いかにも冷たく狭量なタイプ  

 留学生の方はまさに女のコイナ〜イ

 って感じでキョロキョロしていたが

 タイプではなかった…ネ


 世界最大級の?シスコのチャイナタウン外で    

 オシリの辺り破れズボンのベガーにカメラ向け

 ひどく睨まれ逃げ出したハプニング

 アメリカでも本格的乞食然としたのには

 初めての遭遇で

 今社会の歪をまざまざと見た思いで

 好奇心全開 証拠写真と…

 食指伸ばしたのが不味かった~


 ゴールデンゲイトブリッジで遭った

 100歳仙人は私にこう告げた…ネ

 この旅で運命の出会いを果たすと❗

 然し それは嘘っぱち!

 でもまあ…この旅をより弾ませる?

 この人?このひとなの?と…

 キョロキョ、ロウロウロ〜

 旅のスパイスとなって 

 それはそれで良かったかと…


 ケーブルカーで出逢った男は

 雑誌モデルだったか~??

 ミセスロブノーは詐欺の一点張り

 まあ…なんの被害もなかったので良しとする


 ミセスハウセルトのうちに突然の訪問者

 男か女かはたまた 大人か子どもか?

 未だ判別できない 雨の訪問者?!

 然し

 重要な情報をもたらしてくれたから

 エルビス・プレスリーの死を

 いち早く知らせてくれた

 現地にいての訃報は

 速報に近く

 プレスリーをより間近にさせてくれて

 これも良しであった~


 ゴッドファーザーのアル・パチーノの似の

 ミセスハウセルトの息子さんに遭う

 いささかやさぐれた感じでネ

 離婚したばかりで多少荒れていた…

 アチラではよくあるお話のよう

 分かれたりくっついたり~

 原因は聴いてないが 何故かわかる気もした…ネ

 落ち着きなく髪の毛しょっ中いじってた~

 アルコールも入ってたのでは?!


 ヨセミテ国立公園の一日トラック旅行

 確か

 お金を振り込めば 何でもOKAY社会❗

 性別年齢関係なし〜

 Businesslikeで 個人に干渉しない〜

 別人来ようが

 人数揃えばイザ‼出発ゴー❣

 ここでも大変なカルチャーショック❗

 

 そもそも日本人は親切丁寧すぎるのだ~

 悪く言えば過干渉⁉

 線の外にお下がりください❣

 の垂幕や音声で知らせてくれる

 アチラでは概ね 自己責任社会

 勝手に線踏み外そうが知ったこちゃない~

 イツマデモ赤子でもあるまいし〜

 私はどちらかというと そちらのタイプ

 過干渉で比較社会を垣間見たよう

 年齢に異常にこだわるのも日本人独特~❣

 区別化差別か?わからないけれど…ネ

 とうでも良いこと 他人の人生

 余計な詮索されず

 こちらも余計な神経使わず自由闊達

 のびのび個性丸出し

 誰も咎めるものもおらず

 広い異世界の価値観に触れ新鮮な想い


 待ち合わせのトラックに

 あまりのボロぐるま

 現地の相場もわからず

 ガドと豪華なホデルでの昼食付き

 それでも

 手の届きそうな価格に

 うっかりと契約に乗ってしまったが…

 コレがその理由であったとは…


 運転者は半端なヤンキー風の若い頃の水谷豊❗

 乗ってる男達七名は 何れもゴロつきみたい~

 女は私独り…

 予想外の風景にあと下りする私

 如何に飛んでる私であってもさすがに後悔しきり

 丸一日この男たちと過ごすのだから

 大雑把もここまで来ては

 もう観念するしか…

 大冒険にゴー❗思い出つくりだ~

 大陸的発想に切り替えるしかなかった


 その後もシスコでは

 多くの人にあっていた

 留学時代の兄の同窓…郷里の友でもあり

 一足先に留学果たしていた

 “ざわつく金曜日“の司会者に何処か似ている

 丸っこい顔ダチ…しかし彼は勉学続かず

 現地の女の子と結婚して所帯を持っていた

 私はその彼女とも一日共に過ごしたが

 コレもまた軽いカルチャーショック~

 ココは男たちの出会いを描くところなので

 一コマエピソードに留めて…

 いきなり私に

 タンクトップとバーミューダー渡し…

 裸になれと~

 その間彼女は

 アメリカの雑誌だったか小説だったか

 広げ椅子に座って足を組んで静かに

 柔軟剤代わりの薄い紙を投入時し

 何事もなかったように

 洗濯乾燥を待っていたネ…

 二十分ちょっとで仕上がり

 私は元の姿に…

 余計なこと言わない親切な方だった

 然し

 その彼の方は 散々私にお小言を?!

 よくもまぁ…コンナ何もわからないヤツを

 海外に独り放おり出したもんだと❗

 私は一から十まで 手取り足取り

 外国での挨拶の仕方からプレゼントの心遣い

 口を酸っぱくして言われたのだった~

 だが

 頓珍漢な私に怒りを向けるのでなく

 私の兄に

 多少憤慨も混じっていたかと…

 

 その後も波乱は続いた…



 ハワイでは

 大きく…ネ三人の男たちに出逢っている

 その一人は

 大谷翔平くんを

 もっと甘くしたイケメンボーイ

 いわゆるビーチ・ボーイであった

 金持ち子女狙いの専門オトコ❗

 このことは前にも書いているので

 詳しいことは省略するが…

 今思えば

 恰好な旅ならではのハプニングとして

 たのしい思い出であった

 騙されたわけではないので…ネ




 問題は…ネ残り二人の男たち


 その一人は

 フランス🇫🇷映画監督ロジェ・ヴァディム似の

 モータレストランのオーナー爺~

 ピチピチセクシー娘がお好みの?!

 後妻探しのいけ好かない変態野郎??

 当時の私にはそうだとしか思えなかった…ネ

 向うだって

 私は好みのタイプではなかったはず~

 今思うと

 相当な時間私を眺めていた

 一時間ばかりの滞在時間の大半を…


 私は最後は拒否オーラ全開で

 変態親父??としか…

 死んでも嫌なタイプ❗

 最後はぷいと横を向いてしまったくらい~

 ヒロの未亡人の知人の

 遣手ババァがとんだ食わせ物で

 はっきり言って善人とは程遠い…

 このババアが

 大金持ちの男を紹介すると

 連れて行った先での事後承諾…ネ

 ❝祝言❞挙げれば一生安泰❗と…

 旧い表現で呆れ果てた?!

 行くまでは全く知らされず

 ヒロの未亡人も全容は知らなかったよう~

 

 コレは今では…推測に過ぎなくて

 私が書く❝物語❞として受け止めてもらえれば

 楽しく読めるのではと

 この物語には大きく伏線があるのだ… 


 私はこの前に 

 日本人僧侶に引き合わされている

 彼を日本に帰らさせたくなくて

 二派に分かれて

 あの手この手の策略に巻き込まれたのではと

 今にして思うのである…


 一日彼の運転でドライブした翌日

 未亡人は私に聞いてきた

 「アノお坊さんどう思う?!」と…

 私は少し怖い感じがする疲れると告げた…

 未亡人はがっかりした様子で

 打ち明け話を始めた…

 実は彼は身持ち悪い女に首ったけ!

 少しは冷めてきたとは思うのだけれど…

 

 実はその身持ち悪い女を陰で糸引いている

 手先がアノ遣手ババァだった~

 そして

 その本元が…私に花束贈った張本人❗


 私が帰る前々日のこと

 一大ホテルでその花束主主催の 

 私を招いての送迎会が…

 二十人近く私のために!?

 あまりの豪勢さに戸惑った…ネ

 一介のしかも帰ろうとする私を招いての?!

 どうして

 今にして思うと不思議としか~

 もちろん問題の

 僧侶もわたしの前にテーブル挟んで座っていた


 ことの概要が徐々に明かされて


 和やかなのはそこまで…ネ

 ワタシをその僧侶の前で

 在ること無いこと言い出して

 赤っ恥かかせ…そのお坊さんを追い出す

 仕掛け〜

 見事術中にハマって彼は

 聞くに耐えなくて頓挫してし舞う

 変態金持ち親父トイイナカニ〜

 私は言われぬデマを吹き込まれて

 泣き出してしまった

 その花束主は 

 大慌て 意外に純情無垢?!

 やりすぎたかとわたしの涙見て

 あわてたようであった…

 ワタシをいじめたいというより

 今にして思うと

 未亡人が言う

 身持ち悪い出戻り娘の母親か?!

 娘をどうしてもあの僧侶と添わせる

 一大目的に…私が邪魔なだけであったのではと…

 ソレで最後は

 周囲から諌められ

 一介の旅人にひどい仕打ち?!

 ハワイ日本人全体の評判気にしてか

 あのような豪勢な花を周囲に急かされて

 🌷の数々が侘びの印として贈られた顛末記


 このお話は絶対に書かないつもりだった…

 当時はたのしい旅の最後の最後で

 辛く悲しい思いをさせられ

 終わりよければすべて良し…

 とならなかったのだから

 ハワイが大嫌いになった理由の一つであった

 捨て去って良い 

 過去の貧しい日本がそこに残っていた…気がした

 旅の一番の傷となって長い間

 このことは

 胸の奥底にしまっていた…

 その封印「解こうとは」想いも染めなかった…


 森村桂「天国にいちばん近い島」であるように

 私の旅も汚したくなく😭

 良いことのみ描くつもりであった

 然し

 時間が経って想うことは…

 何が良くて何が悪いのかも

 時間が洗い流してくれて

 旅ならではの思い出として

 ほろ苦くも若き日の思い出として

 懐かしくもあり

 記させてもらった次第…


 言われ尽くされているが

 可愛い子には旅をさせよ

 それを地で行っている

 ワタシであったと❗

 獅子もわが子を千尋の谷から

 突き落とすという

 誠に昔の人はよく言ったものデアル