性に目覚める頃 3

                    愛の歓び


 新宿歌舞伎町のホスト(22)が未成年(15)の女の子に
 ナンパを装い恋愛感情に持ち込んで600万円貢がせたニュースが飛び込んできた

 このホストは
 好みの女性18歳から100 歳まで
 80歳とか…90歳あたりとか
 ハンパな事を言わないところが憎たらしい
 女ならオールラウンドでお相手致します❗
 と言っているようなもの
 思わず笑ってしまった~

 寂しさに飢えている女性なら
 そんな一言に
 一発でやられる〜
 ワタシデモ👌OKナンだと…ネ

 石川達三だったか?
「稚なくて愛を知らず」というタイトルの小説がある
 結婚はしたものの
 愛という存在に目覚めておらず
 
 生物学的には母となっても
 夫の愛が…十分には受け入れられない
 そんな妻との
 夫の視点から描かれたお話だったかと…

 よく巷では
 女性の❝フルコース❞
 と揶揄されることに
 恋愛・結婚・出産・育児・不倫・離婚・再婚
 エトセトラ
 私はこの中で
 結婚・出産・育児しか果たしてない…

 一度しかない人生
 フルコースを味わってみたかった〜
 女としての本音
 イヤ…
 命を与えられたヒトとしての
 キュリアスな人達の❝本音❞
 なのかも
 不得意分野で苦手としながらも
 向かってしまうのは…
 性を真正面から捉えることで
 生きた証を、その真実を?!
 多少でも浮かび上がせることが出来るかと
 謂われるので…ネ


 真面目なお話を始める前に
 不謹慎なお話やニュースを取り上げ
 とんだ失礼を!❣

 今日このコーナーの最後の締めは
 一見どころか
 かなりぶっ飛んでふざけたかに想われる
 真面目な真実の
 恋の打ち明け話でもある

 
 お話の舞台は地中海
 私の小説『選ばれた娘たちのその後』
 の最後にも載せている
 アレのかなり真面目なネタバレ編でもある…ネ
 書かれている内容セリフは
 ほぼ真実❗ 
 実際に語られたセリフはそのまま
 かと言って…
 多少の設定や結末は物語として
 成立させるための
 盛り上がりのフクションは
 小説成立上お赦し願いたい~☺

 純粋な気持ちはあの小説
 そのまま❗
 願望でもあったか…??
 期せずして
 それに近いことが起こり
 女優なら舞台上で
 多少書き物する立場なら
 小説として再現
 成立させてみたくもなるのだろうか…

 
 小説では十八歳の大学生
 としているが…
 実際は
 高校生の十七歳の少年??
 設定はたった一歳の違い…
 でも
 大学生と高校生では
 こうもイメージ
 捉え方が違うものかと…ネ
 社会的な大人と子どもほどの
 認識の距離感が…

 家族で来ていたのだが…
 そんな事どうでも良いと〜
 頭の中は…
 映画「ベニスに死す」
 Mort À Venise(伊)
 地中海を背景に
 マーラーのアダージェット交響曲第5番
 美しい旋律に乗せて
 作家トーマスマンの
 中性的な十四歳の美少年
 実体験とも言われるものを小説として描いた
 映像で描かれる
 老作曲家のあの心情そのもの…

 いや私にとっては美の化身
 二十一からプラス十歳
 ボンヤリとそんな感じ~☺
 をえがいていた…
 背景などどうでも良いと
 Tonightのトニーとマリア
 もう〜
 ひと目遭ったその日から…である❗
 誰でも妄想は抱く
 昼ドラで代替えする主婦たちの中で
 平凡なソコいらに
 ゴロゴロと転がっているような
 若くもない私がである
 本気でギリシャの彫像を彷彿とさせる
 美少年に恋するのであるから
 ぶっ飛んでる〜
 推しに走るより質悪く
 妄想狂と言われても可笑しくは無いレベル
 ダカラ
 小説に成れたんですよと
 私は言いたい〜

 地中海を背景とした
 昼と黄昏時のその中間に
 海風に…
 ブルーネットの髪が軽やかに額で踊る
 その時から釘付けとなった私
 その美しさは
 国境も越え時も主婦という立場も超えさせて
 しまう
 その後の展開も小説のまま
 
 コレまで
 男性のみならず
 いろんな人と出逢ってきた
 然し いくつかの例外を除き
 何時も何か
 立ちはだかるものが存在した
 男性に限ると
 夫も含め必ずであった❗
 然し
 夫の熱情と母となれる時間制限
 生活の糧でもあった教師も辞めてしまった
 自分には前に進むしかなかった
 ソレも立場を変え小説内であらわしている

 生まれて初めての感情
 旅に出かける前は
 予想だにしなかった
 あの時やめていればと…

 前日不覚にも珍しく大風邪ひき
 三十八度の熱を押して成田のゲートをくぐった私
 イタリアは何度も行っていたし
 こんなことなら
 豪華客船ごと燃えたらイイのに〜なんて
 後悔しきりだった私
 それでも地中海CRUISEに未練があってね…
 くぐる時は入れ知恵され
 脇を冷やして一度落とせた
 期せずして…体験できたワタシ

 そんな中での
 やっと撮れた彼とのツーショット写真

 どんな美男子??
 と、仲間が聞いていたので
 私の顔を隠し見せたものの
 ケイタイ取り上げられ
 「うわ~もう死んでもいいって顔してる❣」
 と叫ばれてしまったが…
 まさしく言い当てていた…ネ

 その場で破滅しようが
 嘲笑われようが玉砕しょうが
 そんな事どうでも良い❗
 私の前にはもう障害物は何もなかった
 生まれて初めての感情がソコにあった

 「稚くて愛を知らず」
 ではないけれど
 孫もできて人生経験豊富??
 で居直れて!?
 世間ではそう想うかも…ネ

 
 デモ私は違うと思う
 
 傷つける人が多くいて
 自らも傷つける~
 孫までできて…ネいい年した主婦が
 それまでの人生
 逆に言うと
 投げ捨てられますか!?って

 かと言って…
 年齢差、置かれた立場、一般常識、
 いわゆる良識考えたら
 あり得ないこと…
 
 破滅してもいい〜
 という人に出逢えたってことだと思う…
 こんな体験してみなきゃ
 解らない〜❗
 犬も歩けば棒に当たる❣
 皆さんも死ぬまでには
 一度は体験してみてください
 一度で充分
 ❝無条件降伏❞
 そんな感情味わえたら
 人生100回生きたのと
 同じ気分になれるの…かも

 この旅のドキュメントは投稿三年後
 突然大手出版社から☎掛かり
 面白いから記事にしたいとの申し出が
 そんな経緯があるエピソードである

 事実は小説より奇なり