人あれこれソレ



 「女性の品格」坂東眞理子著の中の、

 ある一言が、印象に残っている…。

 兼好法師の「徒然草」とは真逆。


 「徒然草」では、善き友三つ。

 その中に…ものくるる友とあるのだが…

 「女の品格」の中では、

 ❞ただの物は貰わない❝

 とあったこと…。

 ソレが私の最も心に、残った一文で

 今でも刺さったまま…



 まあこんな事をを踏まえて、


 女性のみならず

 同じ時代を生きるヒトとして

 共に考えながら

 どう捉えるのが善いのか?!

 識れればと…希望をもち

 今日のブログを書いてみたい。




 そもそも、

 品格とはなんぞや?!

 調べてみると…あるわあるわ〜



 “品のある人“では…


 姿勢の良い人!

 内面の成熟度が外に現れる。

 自信のない人は前屈みになる。とアリ、

 タシカニ…ネ



 “華のある人“では…


 周りに気を配る親切な人。

 人を平等に扱い、どこかミステリアス。

 やたら私生活をバラして話さない…とアリ、

 ナルホド…ネ



 そこから派生して

 “オーラがある人“では…


 振る舞いが謙虚。

 さらには

 ポジティブシンキングで

 チャレンジ精神の保持。



 更に派生すると

 “スター性のある人“とは?!


 向上心、発信力、清潔感アリ

 言い訳はしない!

 自分磨きの時間を作っている。



 皆さんはこれらのいずれに

 反応を示されただろうか…

 私は、

 “言い訳しない“が大いに、

 刺さった!


 一流になるには

 言い換えると

 二流で終わる人の特徴でもあり

 私も男女問わず

 イヤという程〜

 言い訳する人達を見てきたが…

 今思うに…そんな人たちは

 内心、自信が無く

 必ず、前置きにいい訳とか自慢話を始める。

 保険かけるみたいに…ネ

 でも

 痛いほど気持ちがわかりつつも

 ソンなことだけはすまいと…

 我が身を戒めてきたのだが

 なかなか身にはつかないもの…三流の所以。


 コレまで抽象的な例に始終したので、

 最後に、

 卑近な例のお話を一、二例を挙げて

 締め括りたいとオモウ…



 私がコロナワクチン後遺症?!で

 苦しんでいたとき、一週間ばかり温泉宿に

 お世話になった時のお話。

 息が苦しく 多分に

 神経も休まらず

 そんな不安を

 誰かれとなく聞いてもらいたいほどに

 尖っていたようにも、想う。

 歩くことも、食べることも、眠ることすら

 満足にできなくて 

 毎夜出される豪華な御膳も殆ど手がつけられず

 お酒の代わりに出された

 小さなコーラの瓶二本

 だけ持って席を立つことが殆どだった…。

 御膳はお部屋には運べないとのことで

 再三連絡の電話ががかかり、

 立ち上がれず食欲もないので

 パスしたことも…

 そんな状態で

 窓を開けては外の景色さえ有難く涙し

 エクモほしい〜

 死さえ…

 一時は覚悟していた時のこと。


 そこでキビキビと働いている人たちが

 思うように動けない私には、

 イキイキと輝いて、誰一人例外無く

 美しい景色として

 動けない半分に死んだような

 当時の私の目には

 活きて働く姿はとても眩しく

 大事であり、

 誰もが若くステキに映っていた。

 羨ましくさえあった!


 中でもとりわけ美しい人に惹かれた。

 三十代前半にみえるソコで働く人達の中でも

 際立って私には若く写って、

 苦しんでいる私にそっと寄り添い

 時間を見つけては私の部屋に来ては

 何もしてあげられませんが

 心和らぐならと…正座して

 静かに私のぐちなど聞いてくれ

 上の人に言う前に彼女の裁量で、

 広く明るいお部屋がいいかと…

 先ほど空いたばかりで…

 お部屋替えいたしましょう!

 お掃除後お荷物おはこび致しますから~

 お若いのになんて気のつく方!

 後で話されるには、

 もうお孫さんもいらっしゃるという

 きれいな方は若くもみえるのかと

 一層感心した…。


 その宿のフロントにも書き上げた小説を

 サイン入りで寄贈させていただいていたためか…

 勝手に、

 私のことを作家先生と呼んで

 ちょっと気も重かったこともあったが、

 私が書いた本が欲しいと

 言ってくださったので、

 手元にあったまっさらのを

 差し上げたのだったが…。


 今にして思うと、

 本がほしいとは…

 ただの

 リップサービスだったのではないか?!…と。

 私は見てはいけない、

 見たくはなかった

 その方の別の顔を垣間見えた気がして…

 美しい夢がぶち壊しに…


 本を差し上げたとき

 日頃の楚々とした

 立ち居振る舞いとは違って

 いきなり乱暴なほどに

 表紙をさっと見開き、

 何も書かれていない事を確かめると

 小さく頷き

 ニャっと…

 俯き加減にほくそ笑み、胸をそっと抑え

 安堵した横顔を

 見た瞬間だった…ネ


 その時、

 私は別の光景を思い出していた~

 私が車の点検でディラーを訪れた時の事を…

 出来上がりを待ちながら

 私が朝のブログを書いていた時

 何を熱心に書かれてるんですか?!

 運ばれてきた紅茶を私のテーブルに置くと

 笑顔で覗き込んできた

 受け付けの新人さん~


 マスクでよくわからないが

 ホラン千秋似のキュートな美人ちゃん!

 「アメバのブログ書いてるのよ❣」

 というと、

 わあ~読んでま~ス❗と興味シメイテキテ

 見せたところ

 ほかも読んでみたい❗

 どんなの書かれてるんですかぁ〜

 それで…

 本も出してるという話になり、

 古いのは近くの図書館にあるから読んでね

 と軽くお愛想したら

 図書館の名前教えて下さい!!

 じゃぁ…ネ車の中に新しく出した本あるから…ね

 クルマ仕上がったら

 私の本、差し上げますよ〜と


 天井高くまで待ちあげられた

 私の車が降ろされるのを待って

 その方に差し上げた。

 大喜びされたので

 私も調子に乗って…

 じゃぁ…サイン入れますかぁ?

 よかったら…

 あなたのお名前教えて?!

 すると、

 反応早く持ってこられ

 私は紙に書かれたメモを頼りに

 そそっかしい私は

 漢字を間違えないように

 確かめながら書いて渡したら

 想いのほか

 飛び上がって…私の名前まで〜❣

 嬉しくて嬉しくて〜

 その後、

 少し読ませてもらいましたが…

 ワタシ、これ買わせてもらいます❗

 か、…買いたいです!と

 言われたか忘れてしまったが…


 お釣り要りません~と

 封筒にお金を入れもって来られたのには、

 余計な出費させたのではないかと…

 逆に、悪かったと…気になったほどであった…


 その時の光景と合わせて見てしまい…

 つい思い出した次第…

 サインを嫌がる人もいれば

 喜んでくれる人もいたりして

 ヒトサマザマだなぁ…


 同じことをしても

 異なった対応に

 また一つ学べた気がしたという

 私の本にまつわる、お話である。