世に出るって何だろう… 2

 (モノを書くこと賞を取ること)



 どの世界においても

 名が無いとは

 首がないのとおなじ…

  

 私は生涯2冊の本を出している。

 一冊目はこれで最初で最後と思って上梓した。

 その二十五年後、言いたり無さが募り、

 思いに反して、その完結編となる二冊目を出版。

 今その本の寄贈の事で、

 七転八倒

 頭を悩ませている…


 自分史、私小説という表現方法もありはスルガ…

 ワタシはそれは極力、避けた。

 あからさまな私生活の暴露は偲び難く

 かつ、自己満足で終わりたくはなかった…

 私の生きてきた道にプラスして

 歓びや前向きな心を伝えたかった!

 私はこの本に、生涯全てを物語に託して描いた。

 このブログは、

 上梓した私の本の寄贈を巡る

 手立てとなるべく

 頑張ってきた人生を振り返るものである。

 多少長くはなったけれど

 暫しお付き合い願えたらと…

 



 図書館に本の寄贈をお願いする度

 断り続けられ…

 頭に残った2つの語句は…

 一任と文学賞の受賞歴❢

 そんなだいそれたもん

 普通の主婦にあるわけ無いじゃん〜

 賞が無いと

 一冊の本の寄贈もできないのか〜

 今の時代は…

 腹立ち紛れにふと頭をかすめたのが

 過去のささやかな

 私の業績?!

 そこで思いを手繰り寄せるように

 書いてみることに…


 ワタシが最初に

 賞なるモノ?を手にしたのは

 わが子にあたえる創作童話

 佳作入選であった…

 その次に

 児童文芸新人賞に応募したものの

 行けたのは最終候補に残ったところまで

  コレには後日談があった。


 主催側から、

 とても惜しい作品なので、もっと才能を磨いてませんかの問いかけの電話を戴いた。

 ソレに対し、ワタシは…断った❗

 あれ以上は私には描けない…わかってもらえなかったのがとても残念❣と涙ぐんで電話を切った。


 誌面の都合上深くは触れないが、

 当時の心境としては、童話に思い入れはなく

 たまたま

 子供に読み聞かせしていたからに過ぎなくて、

 世間知らずで思い上がりも強かった…


 コレから書くことも、

 全て本当の事!

 オモシロ話なら

 多少脚色したり盛ったりも

 あるかもしれないけれど…

 大事な話に

 イタズラに手を加えたりはしない!

 そのつもりで聴いてほしい。


 

 

 ココカラ、

 怒涛の応募人生の始まり〜

 あらゆる広報、新聞、テレビ、雑誌、

 公募ガイド片手に

 道場破りの人生航路。

 ピンクレディの「ウォンテッド」ではないが…

 ある時は小学生、あるときは老人

 またまたある時は…子育てシングルファーザー

 いろいろな立場てかき分け、

 子どもに限るとか、男性のみとか

 あらゆるバリアをくぐり抜けて書いてきた。

 賞金稼ぎである〜


 また、あらゆるモニターにも応募!

 各局のTVモニター、インテリア雑誌美しい部屋、

 文科省の教育改革モニター

 高齢者障害者

 汎ゆる人が生きやすい社会の構築に向けて

 ユニバーサルデザイン、

 人間人格人権会議 子育て支援等総なめにした…

 その間エッセイも応募し

「反対の人の立場」のタイトルで書き、入選。

 ホテルオークラ翡翠の間で豪華な表彰式も経験させてもらえた。

 折悪しくオバマの来日時間とピッタリと重なって

 アメリカ大使館傍にあったため、入室制限など厳しかったのを覚えている…


 とりわけの中でも心に残るエピソード

 二つばかり添えて終わりにしたい。

 自慢話に取られないことを願いつつ…


 NHKのモニターを何度かやっているが…

 二度目のときだろうか~

 ここの良さは

 好きな番組を選ばせてもらえることに尽きる。

 民放は往々にして、年代、性別、地域等

 勝手に振り分けられることも多く、

 興味のない番組を割当られたとき

 ウソを書くのは辛かった…

 その点

 好きな分野を自由に選べたのは嬉しかった。

 「日曜討論」「日曜美術館」「青春真剣10代しゃべり場」

 教育番組が多かったか…

 その後半年から更に半年の依頼があり、上記のような全国番組の担当もらえた。その年に限ってだがNHK局長から…

 局の命運はあなたの力にも、関わっています。今後も一層のご尽力を期待しています。との手書きコメント付きの年賀状も届き、民放との視聴率争いの大変さも垣間見えた次第…

 またその恩恵は、

 ある時郵便局員の不用意な一言で判った!

 「アンタ~女で凄いね!全国番組のモニターやらせてもらえるなんて…このへんでは見たことないよ」

 この一言が、後で問題になる。

 だって、

 いち局員が個人のプライバシーを

 届く手紙で選り分けたり、他の家に告げたりと…


 それ以外にも、

 教育改革モニターに

 応募の電話を入れたときの事。

 軽い気持ちに火を付けられたのだ。

 「アンタなんかのね~一主婦ナンゾとても無理だから止めときなさい!!」

 女なら地域の推薦受けたとか、何ら功績があるとか…

 その他年代、地域、特に一般主婦は狭き門!

 アンタが全国でその九人に選ばれるか?!

 暴言吐かれた…

 どんなじいさまが電話に出たものか…

 売ったケンカなら買おうじゃないの❗

 煽られた私は、

 それなら目にもの見せてやるとばかり息巻いた。

 当時文部大臣だった鳩山邦夫のコメントを

 何かで見つけ、

 それをメインに書きなぐった!

 東大合格者には、

 性格の良い順に〜

 のスローガンを題材に。

 それで晴れてモニターとなれたのであった。

 その2年間のお礼にと

 後日戴いた記念の

 シャーペン、ボールペンのセットを

 くらしのアドバイザー第一期養成講座の折

 県の重鎮が見て、

 これ、

 誰でももらえるものではないんだよ~

 と優しく教えられて、

 その重さをはじめて知った次第。

 あのクソジジイのおかげもあったかと…

 

 まあ、実家の遺産は

 若い義母にすべて持っていかれ

 夫は老いた両親抱え幼子抱え

 一馬力で頑張る姿に

 僅かな後押ししか出来ない私であった…

 新しく家を建て、子どもの教育資金を

 ひねり出すため…

 家庭教師、ペイント主宰、

 塾講師も数件掛け持ちし、

 微力ながらも私も頑張った…

 大きな事故にもあった。

 その後遺症か…

 今はもうおモネタ生き方はしたくはない〜

 お金も賞も関係ないところで

 心赴くままに

 そして僅かでも…ヒトに楽しみや和らぎを

 抱いてもらえるものが書けたらと…ソノイチネン

 


 どうやら私の人生には余計な

 外野の声が有り過ぎ…

 それに振り回された私が居たということ…

 また蛇行運転で、内なる心の声にも振り回され

 一途に一つの道を究めた生き方でもなかった…

 

 森村誠一先生のときも夫が現れ、

 地元の図書館長の話があった時は

 区役所に折悪しく出向いて夫が居合わせ

 係員から

 アンタのカアちゃん図書館長の話が…

 と聞かされて、

 頭に血が上った夫は

 時間休取ってうちに帰ると

 出かけられないよう

 車をパンクさせ、

 離婚届に判を押してからにしろ❗

 と…私は何時も邪魔された…ネ

 他人ならいざ知らず身内からとは~

 やっぱ大殺界のイタズラか?!

 あの時間区役所にさえ居合わせねば、

 ヘッポコ職員に変な告げ口されなければ…

 後に

 わが子が、成人式で代表で挨拶の辞を述べた折

 私にスマなさそうに頭を下げられたけど後の祭り❢

 私は肝心なところで邪魔が入る人生〜


 功を収めるには、

 私のような生き方をしてはダメ❗

 反面教師として捉えてもらえば…

 キリで穴を開ける人生を!

 多彩な才能ある以外は…

 器用貧乏に終わる〜

 人生そんなに長くは無いカラネ。

 才有る皆さんの成功を祈って❣



私はこれを

才あるこれからの多く悩める人と

苦労しているわがお嫁さんに捧ぐ‼