旅の楽しみ

一緒に旅行する人

人は何故旅をするのか?!

コロナが五類に移行して

コノトコロ

旅のパンフが彼方此方から〜

かつて

頻繁に旅した名残りか…


世話の焼ける夫や可愛い小鳥のため

今の私には

そんな余裕はないのだが…

せめて素敵な旅ブログや

賑やかなパンフレット等で

旅した気分に〜


私はひとり旅が好き❗

同伴者がいると

その人の存在に気遣い

弱い私は頼り始め…

向き合う愉しい

ひと時に変化して

ソノヒトトノたびに終わる…


せっかく万障繰り合わせ

夢見てタビニデタのに〜

素敵な場所に

日常を引きずり込みたかはなかった…

未知との遭遇のできない旅に

醍醐味は味わえない〜


新しいものとの出会いを見失う…

気づかず通り過ぎて

発見の旅でなくなるから。

日常の愉しみは

帰ってからでもできる!


旅に出る理由は人様々。


グルメ、ファッション

名所旧跡、お土産

世界地図を塗り潰すかのような

達成感満載の征服欲〜

大自然の空気や

美しい景色を満喫

リフレッシュのための

 癒やしを求め…

旧交温め

想い出づくりや、

はたまた

日常からの現実逃避?!


コレまで色んな旅をして来た。

シアトルからカナダに入り

西海岸エリアの最後ハワイの

32日間のひとり旅

そこで

親戚の人に言われた

こんな理由もわからない

どうしょうもないオンナノコ独り

よく海外に放り出せたものだと…!


タシカニ…旅の終わり

ハワイ観光バスツアーでのこと

アメリカ西海岸でさんざん

イルカショーを見せられてきて

ハワイでもかと~

うんざりしていたところだった…

ソコに超~イケメンが

私の隣に座って来た。

すらっと背が高く若くてカッコいい❗

演技力あれば

香港スターにでもなれそうな…ネ

大谷翔平似のスッキリした若者で

流暢な日本語で迫ってきた~

結論から言うと

何事もなく相手から去ってくれたので

問題はなかったのだが

私を大富豪のお嬢様にでも

取り違えたものか?!

今にして思うと

ビーチボーイ?!

顔だけオトコが

金持ち娘を落とす、お仕事?!


かいつまんで言うと…

私の父が何をしているのか!

どんな家に住んでいるのか?

Waikikiのどのホテルに滞在してるのか?

部屋番号教えて!

熱心に何度も何度も

時間かけて聴いてくる。

男の人の扱いわからない私は

質問の意図も皆目解らず

正直に質問に答えるのだが

それウソでしょ〜

と何でも問い返す。

ソレでも

ホリデイ・インだから!~

と言ったらいつの間にか

ツアーバスから消えていた

というだけの顛末。

ツアー海外旅行がまだ始まらない頃だから

オンナ独り旅は稀な時代

金持ちと勘違いしたものか…

お馬鹿な私も助かった!!

貧乏で良かった〜

何時も、端から見たら

ハラハラ・ドキドキだろうが

天の恵みを得ていたものか?!

あんまり馬鹿すぎて

騙す気にもなれなくなってくれるのかも

獅子も

わが子を千尋の谷から突き落とすという

かわいい子には旅をさせよ!である。

そんな私も今、パスポートも5冊目に。


ラスベガスも

グランドキャニオン

ヨセミテ国立公園

スタンフォード大学

フイシャマンズワーフ

ダウンタウンのケーブルカー

チャイナタウン

ゴールデンゲートブリッジ


西海岸エリア歩きに始まり

香港、グアムハワイの島々…


それに

世界四大美術館である

スペインのプラド美術館

フランスのルーブル美術館

ロシアのエルミタージュ美術館

アメリカのメトロポリタン美術館

に加えて

イタリアのウフィッツィ美術館

 ウフィッツィとは、

 事務所とかの意味あいらしい。

 ここでは

どうしても観たい原画があった

ラファエロの

❝本を読む聖母マリア❞

 お気に入りの一枚!

 数ある彼のマリア像で

最も素朴でお気に入り!

友の結婚式に贈ったものとされる。

想像していたものより

遥かに大きかった…ネ

かくして 

世界4大美術館踏破。

飛び飛びで数十年の月日かけて…


その間

十五日間のトルコ、エジプトの旅

ギザのピラミッドに!

 エジプト古代博物館は壮大❗

ツタンカーメン王のマスク

数々のミイラや巨像

秘宝宝石の類

 1日では足りない

歴史の重さを感じた


ヨーロッパ中心の旅も多かった…

スペイン、ポルトガル

アルハンブラ宮殿

古都トレド

エッフェル塔、シャンゼリゼ

豪華絢爛な

ベルサイユ宮殿

モンサンミッシェル

更に再訪イタリアの

ナポリにベニス

 完成に二百年費やした

 ルネッサンス最高建築物ドゥオモ

トレビの愛の泉


さらには

ロシア文学の旅

ドストエフスキーの

名作 罪と罰

ラスコーリニコフが歩いたであろう

モスクワの街角は

エリートの居住地区となり、

整備されて

昔の面影は

そこにはなかった…


また

私の小説の舞台の一つとなった

地中海クルーズ


そして

念願の

地球一周の船旅

オーロラと世界二大運河体験が売リ!

パナマとスエズ運河

 本当に行列ができて

ゆっくりと

 実際手を伸ばせば触れられるトコロを

数時間かけて通り抜けた…


一時、船降りて

みんなと別れ

飛行機で北京に向けて飛び立ち

 万里の長城、

 西太后やラストエンペラーで

 有名な紫禁城

オリンピック会場となった鳥の巣、

天安門、

 紅衛兵の赤の広場

ニュースでお目にかかる 

毛沢東の巨大な顔写真の前で

 記念撮影…

夜は中華料理を堪能し、 

京劇や中国雑技団鑑賞を終え

翌日シンガポールで合流

再び船に乗り込み 

毎日卓球ができてペイントまで教えられる

コロナ前の船旅。

しかし長引く災禍

そのせいで

 以後旅は最後となっている…


しかし、

私は4ヶ月近い船旅の中で

変化した…


その旅の四分の三の

イギリスの港町

ビートルズ発祥の地

リバプール辺からか〜

旧びた時計屋から外に出たときだった…

何時もの日常に戻ったかのように

構えず自然に歩きはじめた…

不思議な感覚におそわれた~



ニューヨークの

セントラルパークをつききって

メトロポリタン美術館からの帰り

トランプタワーで

運悪く

メラニア夫人の外出とぶつかり

完全警備で

三十分も足止め食わされ

この調子だと

船に間に合わないと

抜け道探し…

迷子になって慌てふためいたエピソード

道を尋ね歩く羽目に〜

途中寒くて

7ドルで屋台の

本場アメリカンホットドックの

温かく美味しかったこと…

日が傾き始めて

方向オンチで焦る私は兎に角、

港を目指した!

スタローンをエリートにしたような

というかどちらかというと

ロバートレッドフォード似?!

ジョギング中の

その彼を無理矢理呼び止め

九番埠頭を

スマホで検索してもらえて

お礼もそこそこに

私は走り出し

何とか辿り着けたこと!

ジャギングのレッドフォードは

あまりにカッコ良すぎて

パニックに陥ってなかったら

声もかけられなかっただろう…ネ

独りしずかに走ってるのは

他には居なかったから…

私の声掛け定石の

安心して声かけられる

日常にどっぷり漬かったような

人の良さそうな

オバサンは

其処では見当たらなかったから…


お陰で色んな人に出会えたこと

ハプニングも

スリルあって、これまた愉し~



昨日はギリシャ

明日は二度目のパリ

身構え、着替え

それぞれの街を歩く

私があったのに…

その仕切がなくなり

エトランゼではなくなった。


日本人から

地球人に熟れたような

今日からは、自然体⁉

あたりを見回しても

違和感を感じなくなって

不思議な空間を行き来し

次第に開放感に変わっていった。

旅は私にとって

別物になった気がした…


それまでの私は

旅の中での

違いにショクシを、示し

その違いに思いを馳せて

楽しんでもいたが…



私は子どもの頃から

ナゼ❗を連発したものだから

せっかくの

名物も遺跡を前にしても

このナゼから解放されず

すべてパス〜

こだわりが頭を渦巻き

何も、

見えなくなっていくのが常だった。



サンフランシスコのデパートで

お母さんが駄々をこねる子を

大声でさんざん叱っていた〜

 幼い頃から

公共道徳を教え込んでいる!

ソレにひきかえ


わが日本人は…

トルコの中心地から遠く離れ

半日かけて

サフランボウルに向かう

バスの中でのこと…


引き付けを起こすほど

女の子が大声で泣きじゃくって

今にも息が止まりそうでいるのに

当の母親はもとより

同乗者も

耳栓したり

遠くの席に移動したりと知らん顔

張り裂けるように泣き続ける女の子の

すぐ前の席の私は

4時間のバス移動で

誰も何も言わないのに

疲弊しきっていた…

挙句の果て

苦情を言い出そうとする

私を差し置いて、

身勝手な母親に向かい

大変でしたね~

と、ねぎらう有り様

この文化の違いは何処から〜



やたら時間とお金をかけて

建てられた教会の数々


心を落ち着かせる場所に

これほどの

豪華な時間とデザインやお金が

かけられるのは…ナゼ❗


古今東西変わらない…

権力の象徴のお城なら

わからないでもないが〜

人類は昔から

大きく偉大なものに

ひれ伏し

偶像を求めるものなのか…

どれ程の犠牲や大変さが

遭ったことかと

想像をたくましくすると…


トコロ変われば品変わる

その違い

私の旅は

発見の旅?!


❝何故❞と共に旅をしていた…ネと…


出掛けられない

もどかしさの中で

独りごとの私であった。

 

 

 

 

 

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