眠り姫?


 ヒトは幾つになったら開眼?!とは決まっていないらしい…。

 長い間コレまで私は何を見てきたのだろう。

 眼が開いていながら、何も見えてはいなかった?!イヤ、観ようとしなかった…。

 ひとはみたいようにしかものごとを見きれていない。まさに其れは自分自身のこと。


 このブログを始めて十ヶ月。

 手探りから本気で始めたのは今年の一月から。貴重な伴走友を得てから。

 私は彼女のことを、お嬢様からソノママ箱入り奥様になられた方との認識でしか無かった…。

 然し事実は違った!

 人として豊かな経験とともに、多少お茶目な点も 診られるが、人を見る目は確か。

 私は思い付くままに会を創っては壊し、余計な経験を繰り返し悪戯に疲れただけの人を見る目はゼロ。如何に人を見る目がなかったか?思い知らされている。

 其れは美しく、おとぎの世界に喩えると、

 眠り姫が漸く 、深い眠りから覚め起き出したところか…。

 世界がまるで夢から覚めたようにカラフルで、在り来たりだったものから息を吹き返し、違ってみえてきている今が在る。


 聖人君子に想えていたヒトの、人間臭いところが見えてきたり、意地悪で毒を流しつつ生きている人の中にも、健気さや優れた才能を発見したりと…世界が豊かに色づいて見えてくる。


 私は、このブログを始めることなく、伴走 友にであうことも無ければ、幼い考えのまま御墓に入る運命だったもしれない。

 其れを頑張って運命を変え道を開いたのだと念いたい。複眼が漸く活動し始めたのかも…。