護る方便&人の見方


 「御免!今ひとがきたから」

 これからという会話の途中、唐突に電話を切ろうとしたから、此方から切った…。

 明らかなウソ!。くさい芝居されて大いに傷ついた。夕食時、6時半電話をかけてきたのはそっちじゃないの?!

 込み入った話になりかけたとき、逃げを打たれたのは解るし、申し訳ないと。しかしやり方が…「今日は疲れていて、重い話になりそうだから、勘弁ね」とまでないにしても、もっとやりかたが…。

 相手を気づかうウソでなく、自分を護ってる。正直に言って貰った方が、済まなかったと気付くのだ。しかし往々にして、大概の人は、この手を使う。老いたいやらしさと言うのだろうか?

 マア、考えてみると、世間一般ではこのやり方の方が、双方丸く収まるのだろうか。

 拘るワタシが悪いのか?!


十六歳で美しいのは自慢にならない。

でも60歳で美しいのであれば、それは

魂の美しさだ。

マリー ストーブス(植物学者)