舞台を見た日から、だいぶ遠ざかっています(涙)。紫色のスーツと、二重の意味で柄の悪いシャツがたまらなく恋しい…(笑)。
それでもときどき、スタンの残像(舞台と映像のリミックス)がときどき降りてきては、寂しい日々を癒してくれます。
いま気に入ってるのは、『what's up 宝塚 #6』で見た、スーツケース押しながらダーッと走り抜けていくスタン。「オレは逃げるぞーーー!」って叫びながら、画面の下の方を、一直線に走り込むのがめちゃくちゃかわいいし、映像としても、「何? 今の?」みたいな感じで面白い(カメラさん、GJ)。
ここ、すごくスタンっぽい、象徴的な場面だと思うんです。いつだって、今いる場所から逃げようとしてる、それがスタンだから。
甘い生活を夢みてるなんて言ってるけど、いざ、ハイソサエティな生活が手に入りそうになったら、なんだかんだ理由をつけて、スタンはきっと逃げ出すと思う。根っからの自由人だし(と、わたしが勝手に思ってるだけなんですが。しかし、妄想はつづく…)。
ああ見えて(笑)スタン、実は貴族だったらしいから、ハイソな連中のことなんか、馬鹿にしてるんじゃないかな。きっとホントはハイソサエティに憧れてなんかいないんだよね。
ブルジョア社会の底の薄さも知っていて、でも、彼の中に流れる貴族の血は、それを凶弾するような正義には向かわせず(笑)(モーリスはここでおかしな方向に突っ走っちゃうんだよね。メンタルがお子さまだから。スタンはメンタルはけっこう大人で、コドモの遊びを楽しんでる)、「ま、ヤツらを少し痛い目に遭わせとこうか」くらいの、健全な黒い心を持ってる。スタンって、そんなヤツだと思う。
だから、ブルジョア連中を相手にしてるときのスタンは、ちょっと冷笑的。そして、大好きな仲間たちといるときは、もっと素に近い、やんちゃな感じ。ブルジョア社会を知ってるからこそ、裏社会の嘘のなさが居心地いいんじゃないかな。
(うん。だから、ジゴロのお仕事してるときと、そうじゃないときのスタンとで、全然雰囲気が違うのかもしれない)
ホント、いいヤツだ。スタン。カウンター気質だけど、弱い者は絶対見捨てたりしないし。なかなか本心見せない、食えないところも面白いし。ねえ? めちゃくちゃよい男じゃないですか?
『宝塚 Gragh』2008年1月号の、壮さんの「脳内わがままキャスティング劇場」が面白くて、壮さんの役でわたしの「脳内わがままキャスティング」をつくってみたことがありました。並べていくうちに、あまりに痛くて笑えもしない感じになってきたので、それは削除してしまったのでしたが(笑)、今の気分だと、恋人にはスタンを選ぶ(笑)。
まあ、でも、タカラヅカ好きな女子たちの多くの賛同は得られないのかもしれない。やっぱり、せいぜいが、「男たちが憧れる、こうなりたかったもう一人の自分」って感じだし(笑)。男のロマンなんだよね、スタンって。
でもって、ティーナみたいな、「派手で馬鹿で、でも無条件に自分を愛してるだけの女」を囲うっていうのも、たぶん男のロマン…。
あー、こういう感覚、ほんっとにキライなんだけど。フィクションだから楽しめちゃう(笑)。
しかし、こうやって書いてると、さらに、スタンのこと、好きになっていっちゃうみたいで(笑)。ほんとに。マジで好きだ(笑)。やば。
でも、今わたしのなかにいるスタンは、もう2週間も前のスタンで、今ごろは、いろいろ変わったりしているのかなあ。気になるけど、あと少しのガマン…。
いまの壮さんのスタンが、わたしはすごく好きだけども、たとえば、スタンの大人な如才なさが、もっと表に出てきたりしたら、また、ガラッと劇的に変わったりするかもしれない。いまでなくてもいいから、いつかそんなスタンも見てみたいと思う。
タカラヅカ的ではないかもしれないけど、スタンみたいなキャラを主演にした作品があっても面白い。シリアスな事件に巻き込まれていっちゃうライト・コメディみたいにして、で、だったらやっぱり正塚先生で、スタンもののドラマを書いてほしいなあ…。エリーゼのために…。
と。またまた夢見がち(笑)になってしまったところで、コーヒーのんで、ひとまず封印…。
今日は、『堕天使の涙/タランテラ!』東京千秋楽のハイビジョン放送がありますね! 早く帰りたい。