↑子供の頃のナナちゃんラブ


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 困難に立ち向かうメルさんを支えた9匹の保護猫たち

37年間犬派で、ハスキーやキャバリアを飼っていたというメルさんが猫派に変わったのは、1匹のネコを保護したことがきっかけでした。

メルさんは猫といるだけで今の生活も孤独を感じることなく心穏やかになるそうです。

これまで合計して自宅に迷い込んできた9匹の野良猫を保護。

3匹は里親さんに託し(2匹は避妊手術をしました)、6匹はメルさんが私が飼い、そのうち3匹が亡くなりメルさんが看取りました。





↑大人になったナナちゃんおねがい

メルさんが初めに保護した猫の名前はナナちゃん。

当時ナナちゃんはまだ子猫でカラスに目をつつかれ出血していて体中傷だらけ。食べられるその直前にメルさんが見つけ、保護したそうです。

間一髪で助かったナナちゃんですが、メルさんにはそのナナちゃんとの不思議な話もあります。

ある日メルさんが金縛りに遭い怖くて動けず声も出せない時に、メルさんは「たすけて~」と無我夢中で叫んで掴んだのがナナちゃんのしっぽでした。

不思議なことに、ナナちゃんのしっぽを掴んだ時にスルスル~っと金縛りが解けていったそうです。

この一件からメルさんはナナちゃんと何かの縁を感じ、猫の保護を始めたのでした。




福知山の道の駅で運転手さんが拾ってきた ルナちゃん

2018年に8月に糖尿病で永眠




福崎の動物病院の前に捨てられていた 天ちゃん

20193月 腎不全 乳び胸で永眠

20191月 脳疾患で永眠 ナナちゃん


「死を受け入れるのはとても苦しく辛く悲しいことですが、私のいばらのような人生を、心いやしてくれたのは猫たちです」

と語るメルさん。




現在メルさんは、天ちゃんの妹・華ちゃん(腎疾患で通院中)



飼い猫から迷いネコになり、首輪が体に食い込んで化膿していた 福ちゃん、


捨て猫でもう1匹と我が家に迷い込んできた大ちゃんと3匹と暮らしておられます。


「心をいやしてくれるし、支えにもなります

面倒を見ないといけないと使命感も出て(笑)

健康でいないといけないと日々頑張っています」


猫はメルさんの人生から切っても切り離せない大切な大切な存在となりました。

ブログでもメルさんの猫ちゃん達への愛情はとっても深いものだということがよくわかる記事が沢山あります(^^)




最後にメルさんから頂いた素敵なメッセージを一部抜粋して皆さんにシェアできたらと思います。



「友人たちが 子供連れて 遊びに行っていた当時

私は シングルマザーで誘われてもいけなかった


結婚してからも主人の介護と 会社経営 子育てで

友人は一人も作りませんでした

作れなかったというのが正しいかもです


でも、無我夢中で頑張ってきたからこそ今の自分があります


幼い時からいじめにあったけど いじめから得たものもあります

私がされた嫌な思いを 他の人にはにさせないということ

どんな人との会話も みんなが参加できるような話題を選んで話します

聞き役に徹するときもあります


人生は いい時もあれば 悪いときもある

 プラス + マイナス = 0

と、主人の葬儀で 和尚さんがお話してくださいました


57年の人生は 本当にいばらの道でした

でも、今は違います

自分ファーストで ストレスはなく 好きなことができて

誰に頼らず自立して 生活ができています


本当にありがたく 日々 感謝の毎日です


今日もTVで 豪雨災害を見ましたが

当たり前の毎日がいつまでも続かないのです


そう、心に刻み 日々感謝して 暮らしています


私にはソウルメイトと思うくらい 気の合う友人がいます

友人のおかげで 16年間のパートナーと別れても前向きに生きてこれました


これからは自分ファーストで 日々感謝し 自分のストーリーを作っていきたいと思っています



先のあらましには書いていませんが

何度死のうと思ったことか・・・・。

私は弱い人間です

だから死ぬ勇気もなく 生きていくしかなかったですが

57歳になって 当たり前の小さなことでも

とっても幸せと感じています


雨風しのげてご飯も3回食べれて

猫たちにも不自由なくお世話出来て

こんな幸せなことはありません


いま、悩んでいる方や苦しんでいる方

一人で悩まないで 吐き出してほしいです

30年前は本当に苦しかったです

DVって言葉すらなかった時代でした


今は笑ってすべてを話せます


時間は癒しにもなりますね


お忙しい中 本当にありがとうございました」








誰かの世話をすることに徹し走ってきた数十年。

本当に苦労の連続だったと思います。

ただどんなにしんどくてもメルさんは逃げずひたむきに続けられました。

自分だけのためだとしたらこんなにも頑張れなかったと思います。

メルさんを強くしたものが何かといえば「誰かを守るため」

これに尽きるのかなと思います。

自分の弱さを認められる人は強いと思います。

そしてその弱さを隠さずオープンに話してくださったことに私はとてもうれしく、とてもありがたいなと思いました。


「大変なことを体験してきた人ほど良いヒーラーになれる。」

これは私のメンターから教えて頂いた言葉です。

色んな痛みを体験し、乗り越えてきたからこそ人の気持ちがより深く理解できる、という意味です。


猫ちゃん達とソウルメイトと呼べるほどの友人に支えがあったこそやってこれた人生。

メルさんの人生はまだまだこれからですが、頑張ってきた自分へのご褒美としてこれからを沢山楽しんで頂きたいですね!ニコニコ爆笑

メルさん、こちらこそ貴重なお話をお話し頂きありがとうございました✨




メルさんのブログはこちら

https://ameblo.jp/paruru2005/