こんにちは。梅雨の季節になり予報は雨マークばかりで少し憂鬱なこの頃です。
今、畑の状況は雨も多からず少なからずといったところでしょうか。
初めの病気の心配でベト病がなりやすい時期でしたが乗り越えられました。
まとまった雨も降りこれからの天候が気がかりではございますが畑作業を進めていきます。
3月下旬から4月上旬に萌芽して5月末ごろ葡萄の花が咲きました。葡萄の花はきれいだとかよい香りがするなとか見ごたえはございませんが…質素にけなげに咲きます。
2021/5/24 垣根仕立ての甲州 花が咲いている様子
結実してかさかけ前の作業であっという間にあちこちに伸びた枝を整頓しながら誘引をうしたり、葉と房の整理をしました。葉は房に日に光を当てるためと風通しを良くして病気対策等の理由で不要と思われる葉は取り除きます。副梢も葉を一枚残して切り取ってしまします。葡萄は葉を使って糖度を上げようとするのでバランスを考えながらの作業が難しいです。
房は新梢に0~4房程度実りますが新梢の長さや太さなどを見極め1~2房に調整して栄養分が集中して葡萄の品質が高まるようにします。
2021/5/18 垣根仕立ての甲州
2021/6/24 一か月後の垣根仕立ての甲州
新梢の伸び具合を撮影
一通りの整理が出来たところで傘を6月の21日の週に皆で一斉にかけました。今年は垣根仕立ての甲州にも傘をかけています。
2021/6/22 メルロ
2021/6/24 垣根仕立ての甲州に傘かけの様子。
これからは実の付き具合を見て今後実が膨らんだ時に粒同士がぶつかり合い割れてしまわないように摘粒作業を行います。
この作業を行わずほおっておくと房の内側にある実が割れてしまいそのまま腐り病気のもとになってしまいます。
房のバランスを見極めどの部分を落とせばよいか周りの実を傷つけないようにするなど繊細な作業となるため集中力を切らさないよう作業を進めていきたいと思います。