1990年代から即興演奏のシーンに登場したスウェーデンのサックス奏者、MARTIN KUCHENです。今、私が注目しているアーティストの一人です。
「JOHAN BERTHLING-MARTIN KUCHEN-STEVE NOBLE／THRENDY, AT THE GATE」 (TROST TR-156 オーストリア盤)
メンバー
JOHAN BERTHLING (B)
MARTIN KUCHEN (TS, SS, FLUTE. TARDOPHONE)
STEVE NOBLE (DR, PERCUSSION)
収録曲
SIDE A
1. GATE 4
2. GATE 1
SIDE B
1. GATE 9
2. GATE 8
3. GATE 2
三人によるユニット、THRENDYによる一作。MARTIN KUCHENはPETER BROTZMANNを標ぼうするサックス奏者。BROTZMANNらしい熱狂的でエネルギーに満ちたソロを聴かせます。BROTZMANNが民族楽器、TAROGATOを愛用したのに因んでか、自作の管楽器、TARDOPHONEもプレイします。ベースのJOHAN BERTHLINGは、坂田明のユニット「ARASHI」のメンバーでもあり、UKのドラマー、STEVE NOBLEはプログレグループ、RIP, RIG & PANICの元ドラマーでもあります。三人による情熱的でパワフルな演奏は圧倒的なスイング感を持って我々を見知らぬ地平線に運んでくれます。