プリンスのジャズプロジェクトとして知られる「MADHOUSE」の第二弾です。
「MADHOUSE/16」 (PAISLEY PARK 925658-1 ドイツ盤)
1987年の作
メンバー
ERIC LEEDS (TS, BS, FLUTE, KEYBOARDS)
DR. FINK (KEYBOARDS)
LEVI SEACER,JR (BASS)
JOHN LEWIS (DR)
前作のタイトルが「8」で、曲も1~8となっていて、本作はその続きで、曲目も9~16になってます。前作はサックスのERIC LEEDS以外は全てプリンスのワンマンプレイでしたが、本作もミュージシャンのクレジットはありますが、基本はプリンスのワンマンプレイということです。ただ本作はシーラEを始めとして他のメンバーも参加していると言われています。
街角ライブ風のざわつく雰囲気の中でスタート、SOUND OF MUSICのテーマなんかも登場した後、タイトなリズムとサックスによるジャズファンクに移行、シンプルなファンクが続きフォービートによるオルガンジャズへと続きます。サイドが変わると、フルートをフィーチャーしたメローなナンバーも登場、編成の大きなビッグバンド風の楽曲もあったりと、プリンスの考えるジャズが提示されますが、基本ジャズの王道を行くもので大変楽しめる盤になってます。この後、「24」と題された続編を録音しますが未発表に終わりました。しかし近年、「MADHOUSE」の全貌を捉えたCDBOXセットで日の目をみてます。