旅する筋肉会社員 ソラです。
2024年4月、避難小屋3泊の、ソロ屋久島縦走よもやま話。
白谷雲水峡から入り、白谷小屋→鹿之沢小屋→淀川小屋→紀元杉バス停まで。
世界遺産の森で3泊4日、素晴らしい体験でした。
宮之浦岳、永田岳を登った日は、快晴、初夏のような気候でした。
10日近く雨が続いた晴れ間でした。
雨が多い屋久島で、本当にラッキーでした。
↑前日は初夏の陽気
泊まった鹿の沢小屋は、自分を含めて4人。
20時ごろに外に出ると、満天の星空!!
未明は氷点下近くまで下がりました。
翌朝、朝6時ごろは晴れていたのですが、出発して1時間もしないうちに
霧雨が降ってきました。
この日は、宮之浦岳を登り返して、淀川小屋に向かう6〜7時間の行程。
雨具を着込み、標高を上げるに従って、濃霧と、横殴りの風雨...
自分が宮之浦岳を下る頃には、濃霧で道の5メートル先が見えません。
それでも、淀川登山口方面からの、大勢の登山者とすれ違いました。
気軽に来られる場所ではないので、気持ちがわからなくもないですが...。
ガイドさんも、大変だなー。
今回、雨具は上がゴア、下はワークマンの透湿性が高いモデルを使いました。
雨具のパンツは、自分は1シーズン使い切りの感覚です。
気温12〜13℃。雑誌から抜け出したようなUL系スタイルの登山者は、寒そうでした。
慣れない環境で、ファッション感覚で装備を薄く小さくするのは危険ですね。
突発的なことが起こるのが、自然。
厳しい状況を身体能力や技量でカバーできるのなら、安全に装備を簡素化できます。
その土地のベースラインを知っている、というのが基本だと思います。
↑花之江河 すでに靴のなか水浸し
自分は基礎体温が低く、スリーピングシステムは絶対に簡素化できません。
代わりに、食糧はすごく割り切ります。
フリドラ飯、コケネン、メスティン小、ストーブ、フリントライター、スポーク1本。
フリドラ飯は夕食に3つ作って、1つは翌朝の朝食用。
朝、冷たくてもいいんです、食えれば。
行動食の大福、ミニあんぱんは、ジップロックに小分けしておきます。
潰れてもいいんです、食えれば。
チータラとかソーセージも、潰れても気にならないからおすすめ。
カロリーメイト系は、崩れると粉になっちゃうので、私はおすすめしません。
粉はさすがに、食うときにわびしい...
食材と調理器具を担ぎ上げて、肉を焼いたり煮込みうどんを作る方々を見かけると
感心します。
ガイドさんは、お客さんの分も作りますからね。
商売とはいえ、すごいわー。
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この日は14:00前に淀川小屋に到着。
視界不良と体力温存のため、黒味岳はパスしました。
小屋に入ってまず、濡れた衣服を着替えて、防寒着と貼るカイロで保温。
カイロは1年中、必ず持って行く装備です。