旅する筋肉会社員ソラです。

 

2024年4月の、避難小屋に3泊した、ソロ屋久島縦走よもやま話。

白谷雲水峡から入り、白谷小屋→鹿之沢小屋→淀川小屋→紀元杉バス停まで。

世界遺産の森で素晴らしい体験でした。

 

 

今回は「縄文杉トレッキングツアー」って、簡単じゃないよね?と思った件。

 

 

縄文杉や宮之浦岳を目指すルートで、あまり発信されていない重要な情報があります。

それは、ルートのほとんどが、杉板の歩道もしくは階段、という事実。

 

 

屋久島の登山道 悟してください

 

 

世界遺産の森の中をサクサク歩ける、と思っていませんか?

そんなのは、山頂直下のほんの一部だけ。

宮之浦岳や永田岳、淀川ルートなどあらゆる場所が、杉板の歩道と階段

埋め尽くされています。

 

 

この階段が、地味に足のLIFEを削ってゆきますw

縄文杉あたりまでは、両手を使う急登が続きます。

屋久杉の根を傷つけないために、先ゴムは外さないでくださいね!

 

 

さて、入山2日目は、白谷小山→鹿之沢小屋まで。

ウィルソン株や縄文杉を経由して、宮之浦岳と永田岳に登頂しました。

鹿之沢小屋まで、10時間ちょっとかかりました。

 

 

白谷雲水峡の遊歩道が終了すると、トロッコ軌道に合流して、急に人が増えます。

ガイドが先行するツアーの人たちが、無言でテクテクてくてく歩いて行きます。

なんで黙ってるのか、そんなに急いでいるのか、最初はわからなかったけど、

あとでわかりました。

 

 

この人たちは縄文杉を拝んだら、ピストンで荒川登山口に戻るんです。

 

 

不老不死の逸話があるムベの花

 

 

世界遺産の森を、黙々と歩いて終わるのは、もったいないと思いますが...

ツアー帰着時間を高速船に合わせるので、遅れるわけにはいかないんですね。

 

 

静かに歩いていると、ヤク猿、ズアカアオバト、カラスバト、ヤクシカに出会いました。

 

 

ガイド付きの縄文杉トレッキングツアーは、たくさんありますが、

たいてい、年齢制限があって「ソロOK」は少ないです。

現地で理由がわかりました。

 

まず、この過酷なコース。

そして、トレッキングツアーのお客さんは、圧倒的に若い人(20〜30代)が多い。

 

 

若いカップル2〜3組の中に、40、50代ソロで参加とか、大丈夫ですか?

決まった場所でしか写真を撮らない、一列で黙々と歩く、協調性がありますか?

 

 

トイレが気になる年齢の方は、同年代で集まった方が楽しいかも。

大手旅行会社が催行する、羽田(中部)発20〜40万円のトレッキングツアーが有名。

島内屈指のリゾートホテルに宿泊し、ビュッフェとスパで疲れを癒すことができます。

 

 

自分は電気・風呂なし避難小屋、ネズミ避けで毎晩、食料をヒモで吊るす毎日。

アンティーク調 鹿之沢小山

 

色々書きましたが、縄文杉「日帰りトレッキング」ツアーは、ありゃ過酷だよ。

と自分は思うワケですが、杉板の遊歩道と階段あるきを10時間やる「だけ」なので

「トレッキング」と呼べるかもしれないなーとも思うのです。

 

 

 

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「One Day 縄文杉+白谷雲水峡」なんてスパルタなツアーも存在します。

朝4時スタートなので、時間は圧倒的に余裕だと思いますよ。全員が元気ならw