偶数 | 心光の襖 客の来ないパン屑屋店主の考察

心光の襖 客の来ないパン屑屋店主の考察

あなたの時間の無駄でしかないです。

太陽が昇って、町並みに朱色。
瞼を腫らせた生活の色、今日は左足の踵を浮かせて過ごすのだ。
校庭で竜巻が起こった。
みんな笑っていた。

今日をなんとか楽しいモノにして、夜の怖さをやり過ごしたい。
今日を無理やり金色にして、闇に一寸でもの光を灯したい。

海が猛っている。
光源が波に巻かれて、岩にぶつかって死ぬ。
その時を目にして、僕は。

今日のつまらないを。
今日の在るに至る。

今日は在るにいたる。