テストで分からない問題が出てきたときは。。。 | そろばん式暗算STUDIO Soroban11111代表のブログ

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東京都小平市天神町にあるそろばん教室のブログです。そろばんはテトリスのようなゲームです。日常的に使える暗算力を楽しく習得しましょう♪

 

前々回はテスト(時間計測)の目的について、前回はテスト後の復習について書きました。

 

今回はテストを受けている最中に気を付けるべきポイントになります。

 

 

テスト中に分からない問題が出たとき、

 

1) その問題が解けるまで考える。

 

2) (少し考えても分からなかったら)飛ばす。

 

AとBのどちらの対応を取るべきでしょう?

 

 

一部の例外※はありますが、ほとんどの場合は2の「飛ばす」がお勧めです。

 

※1問でも間違えた時点で終了となるテストや、後半に行くにつれて難易度が極端に上がるテストなど

 

 

例えば、同じ力があるAさんとBさんがいるとします。

 

二人はあるテストを制限時間内に10問くらい解くスピードがありますが、うち2問を間違えて、うち1問は分からないという実力です。

 

ただし、Aさんは分からない問題で考え込むタイプで、Bさんは分からない問題をさっさと飛ばすタイプです。

 

3番に分からない問題があったとき、2人のテスト結果はこのような感じになります。

 

 

 

まず、テストの点に大きな開きが出やすくなります。

 

分からない問題で考え込んでしまうAさんはそこで時間をロスするため、本当はできる問題を解く時間が無くなってしまうからです。

 

Aさんは「本番のテストでは考え込まず飛ばすから問題ない」と考えるかもしれません。

 

ですが、普段から飛ばし慣れていないと、いざという時にもできません。仮に飛ばしても、飛ばし慣れていないせいで飛ばした問題が気になって、その後の問題でも力が出せなくなるというのはあるあるです。

 

 

さらに、考え込んでしまうことは「日々の練習におけるテスト」でも大きなデメリットになります。

 

テスト後の復習がやりにくくなってしまうからです。

 

上記のテスト結果からわかることは以下の通りです。

 

Aさん)

 できる問題:2問

 できない問題:1問

 できるか不明な問題:7問

 

Bさん)

 できる問題:7問

 できない問題:3問

 できるか不明な問題:なし

 

Bさんはテスト後に、できなかった3問だけを復習すればこの10問はすべてできるようになります。

 

ですが、Aさんの場合はまずできるか不明な7問を解き、どの問題ができないのかを調べるところから始める必要が出てしまうのです。

 

また、実際には答案に×印がないので何も復習せずに終わりにしてしまうケースも少なくありません。

 

 

Aさんのような人は「できない問題を放っておけない」という真面目な性格であることも多いと思います。

 

ですが、分からなかった問題はあとできちんと復習すれば良いのです。

 

考え込んでしまうデメリットを知り、テストのときは分からない問題はひとまず飛ばし、分かる問題からどんどん解いていきましょう!

 

そして、必ず復習をしましょう!! 

 

※復習をしなければBさんタイプでも伸びづらくなりますよ(^^;