悪いクセを治させる方法について考える | そろばん式暗算STUDIO Soroban11111代表のブログ

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昨日の記事(こちら)で、授業を見学した保護者の方から

「鉛筆の持ち方がおかしな子が結構いますね。」という指摘を受けた話しを書きました。

その記事を読んでくれた友人からこんなコメントを頂きました。

うちの長男も鉛筆の持ち方がおかしいんだよな。

見るたび注意するけど、昨日もまた戻ってた。

注意するしかないのかね?

今日はこの質問に対する私の考えを書きたいと思います。



まず、クセを治すには本人の強い意志が絶対に必要だと思います。

本人が「必ず治すんだ!」と思って取り組まない限り、クセが治ることはないでしょう。

それに対し周りがしてあげられることと言えば基本的には、

「そのクセはおかしい」と気付かせてあげることだけだと考えています。



だから、悪いクセを治させたい時にはただ指摘するだけでなく、

そのクセによるデメリットを説明したり、例え話をしたり、上手な人の例を示したり、

あの手この手で気付かせてあげようとします。

それでうまくいく場合もあります。

1回では駄目でも、2回、3回と繰り返すことでうまくいく場合もあります。

だから、諦めずに説明し続けることがまずは大切だと考えています。



しかし、多くの子供(人?)は親や先生から度々指摘されても、

残念ながら「うるせーな」くらいにしか感じてくれません(^^;

だから、クセはなかなか治らないのだと思います。

では、そんな時に効果的な方法はというと、、、(前置きがとっても長くなりました)

私が今回改めて感じたのは、「第三者による指摘」です。



上記にも書いた「見学者から鉛筆の持ち方が変な子が多いと指摘を受けた」という話を授業でもしました。

すると、その後の練習で明らかに正しい鉛筆の持ち方を意識していると感じるメンバーが出ました。

そのメンバーは普段は私のアドバイスにあまり耳を傾けようとしません。

多分そのメンバーは身近でない第三者からの指摘があったことで

「鉛筆の持ち方って周りからけっこう見られてるんだ」ということを知り

鉛筆の持ち方がおかしいって格好悪いことなんだと気付いたのだと思います。

それが、「悪いクセを治そう!」というモチベーションに繋がったのだと思います。



今回は第三者から直接伝えたのではなく私からの伝聞でした。

それでも効果を感じました。

もし、「おかしな鉛筆の持ち方してるね」なんて第三者から直接言われたらもの凄い衝撃があると思います。

その衝撃の強さに嫌でも気付かされると思います。

それがたくさんの人の前であればなおさらです。

トラウマになりそうなので、そこまでやるのはいよいよの場合の最終手段だと思います。

ですが例えばご家庭であれば遊びに来た自分の友達にこっそり頼んで、

「我が子の悪いクセを本人に指摘してもらう」くらいはありなのではないかと思います。

そして、ついでに伸ばしたいところを褒めてもらうのもセットだと、みんながハッピーになりやすいかも。。。

なんてことをこの質問に対して考えてみました。



これを当教室の授業で活かす方法は、、、これから考えます(^^;