「Turn Back」
TOTOの通算三枚目のアルバムで1981年に発表されました。
TOTOのアルバムで最も産業ロックという言葉が似合うのは「ロザーナ」や
「アフリカ」などが大ヒットした次作の「Ⅳ」だと思いますが、敢えて
このアルバムにしました。
デビュー前から一流のスタジオ・ミュージシャン集団だった事は良く知られて
います。新人グループとは思えない落ち着きのあるロック・サウンドが
特徴で、既に「ホールド・ザ・ライン」や「99」などのヒット曲を
持っていました。
ターン・バックでヒット曲と言えるのは「グッバイ・エリノア」くらいですが
全体の印象が前後のアルバムとはちょっと違います。
イニシアチブをとっているのは、おそらくギターのスティーヴ・ルカサー
でしょう。AORよりもロック色が強い作風です。
技巧派ドラマーのジェフ・ポーカロのストレートなプレイも満載です。
リードヴォーカルを取るメンバーが多くて次作では出番が少なくなり
後に脱退してしまうボビー・キンボールのハイトーン・ヴォーカルも
冴えています。
緻密な「Ⅳ」ももちろん素晴らしい出来ですが、ロック・バンドとしての
TOTOを堪能するにはこちらかなと思っています。
売り上げ的には見過ごされやすい作品の一つですね。
Goodbye Elenore(Music video)
https:/
Gift with a Golden Gun
https:/
English Eyes
https:/
Million Miles Away
https:/
Turn Back
https:/
If It's the Last Night
https:/