「Turn Back」

TOTOの通算三枚目のアルバムで1981年に発表されました。

TOTOのアルバムで最も産業ロックという言葉が似合うのは「ロザーナ」や

「アフリカ」などが大ヒットした次作の「Ⅳ」だと思いますが、敢えて

このアルバムにしました。

デビュー前から一流のスタジオ・ミュージシャン集団だった事は良く知られて

います。新人グループとは思えない落ち着きのあるロック・サウンドが

特徴で、既に「ホールド・ザ・ライン」や「99」などのヒット曲を

持っていました。

ターン・バックでヒット曲と言えるのは「グッバイ・エリノア」くらいですが

全体の印象が前後のアルバムとはちょっと違います。

イニシアチブをとっているのは、おそらくギターのスティーヴ・ルカサー

でしょう。AORよりもロック色が強い作風です。

技巧派ドラマーのジェフ・ポーカロのストレートなプレイも満載です。

リードヴォーカルを取るメンバーが多くて次作では出番が少なくなり

後に脱退してしまうボビー・キンボールのハイトーン・ヴォーカルも

冴えています。

緻密な「Ⅳ」ももちろん素晴らしい出来ですが、ロック・バンドとしての

TOTOを堪能するにはこちらかなと思っています。

売り上げ的には見過ごされやすい作品の一つですね。

Goodbye Elenore(Music video)
https://www.youtube.com/watch?v=J6-2jpl0qZs

Gift with a Golden Gun
https://www.youtube.com/watch?v=HJEXaexdCCI&list=OLAK5uy_m9QI99lPvLOHOtcZ0nPFYsjY3EIwSuorw

English Eyes
https://www.youtube.com/watch?v=p0EldP4cDTY&list=OLAK5uy_m9QI99lPvLOHOtcZ0nPFYsjY3EIwSuorw&index=2

Million Miles Away
https://www.youtube.com/watch?v=bIbeEwsRXd8&list=OLAK5uy_m9QI99lPvLOHOtcZ0nPFYsjY3EIwSuorw&index=4

Turn Back
https://www.youtube.com/watch?v=_LjOQw_LTeo&list=OLAK5uy_m9QI99lPvLOHOtcZ0nPFYsjY3EIwSuorw&index=7

If It's the Last Night
https://www.youtube.com/watch?v=FsRgTpAfo54&list=OLAK5uy_m9QI99lPvLOHOtcZ0nPFYsjY3EIwSuorw&index=8