主にキング・クリムゾンの創成期に在籍していたメンバーを中心に
結成された21stセンチュリー・スキッツォイド・バンドの2002年の
初来日公演の模様が紙ジャケ限定盤で商品化(再発)されました。
CDとDVDの二枚組でライヴ映像も楽しめます。
メンバーは、デビュー時のメンバーだったイアン・マクドナルドと
マイケル・ジャイルズ、GGF時代のメンバーだったピーター・ジャイルズ、
アイランズに参加していたメル・コリンズ、そしてギター&ヴォーカルの
ジャッコ・ジャクジクという布陣。
この時は、直接クリムゾンと関係がなかったジャッコも後に本家クリムゾンに
リクルートされてクリムゾンのファミリーツリーに名を連ねる事になりました。
どうやって結成されたのかの経緯は分かりませんんが、当時のクリムゾンは
ヌーヴォーメタル期で過去曲を演奏しなかったので、初期曲を中心に演奏する
このグループの需要は確かにありました。
どちらがプログレッシヴなのかは意見の分かれるところではありますが、
本家よりも観客の平均年齢が明らかに高かったのは事実です。
個人的には、非常に影響を受けたドラマーのマイケル・ジャイルズの
プレイが見られることが最大のトピックであったので名作
「マクドナルド・アンド・ジャイルズ」の収録曲を全曲やって欲しいくらい
でしたが思ったよりも扱いが小さかったのが若干不満でした。
まぁ、ほとんどの人がキング・クリムゾンの曲を聞きたかったと思っていた
でしょうから仕方がないですがね。
それでも、クリムゾンとしてはレアな部類の「ア・マン・ア・シティ」や
イアンとメルのダブルのフルートが感動的だった「風に語りて」、
イアンのサックスとマイケルのドラムで聞いてみたかった
「21世紀のスキッツォイド・マン」など聞きどころはたくさんありました。
翌年にはマイケルが抜けてしまうので貴重な記録であると共に
当日の記憶が蘇る至福の逸品です。
ちなみに、国内盤と輸入盤ではジャケット・デザインが異なります。
A Man A City (Live in Tokyo, November 6th, 2002)
https:/
I Talk To The Wind (Live in Tokyo, November 6th, 2002)
https:/
Epitaph (Live in Tokyo, November 6th, 2002)
https:/
Birdman (Live in Tokyo, November 6th, 2002)
https:/
21st Century Schizoid Man (Live in Tokyo, November 6th, 2002)
https:/