「Talk 」

1994年に発表されたアルバム。

ユニオン・ツアー終了後に脱退やスケジュールの都合でメンバーが

次々と抜けて、最終的に90125イエスの新作となりました。

全体的には、ビッグ・ジェネレーターの延長線上ではあるものの、

ジョン・アンダーソンが積極的に曲作りに参加した他、

トレヴァーがジョンのためにエンドレス・ドリームという長尺曲を

用意するなどポップなものからプログレ調までバラエティーに富んだ

楽曲が揃っています。

当時のインタビューでは渾身の作品を仕上げたトレヴァーの自信が窺われる

強気の発言もありました。

ところが、絶対の自信作であったはずがCDの売り上げもツアーの動員数も

特に米国で伸びず、失意のトレヴァーはなんとイエスを脱退して映画音楽などの

制作に活動の拠点を移してしまいます。

結局、この作品が90125イエス最後の作品となってしまいました。

そして、ジョン・アンダーソンが呼び戻したのがスティーヴ・ハウと

リック・ウェイクマンだったのです。


The Calling(Live in Santiago, Chile 1994)
https://www.youtube.com/watch?v=dPqsXP7IpXY&t=62s

Endless Dream(Live in Santiago,Chile 1994)
https://www.youtube.com/watch?v=yw5NKaIKt60&t=942s

Talk (Full Album)
https://www.youtube.com/watch?v=eAFzyiOgMUo&t=510s