「To the Power of Three」
1988年に発表された3(スリー)名義のアルバム。
ELパウエル解散後にエイジアを脱退したカール・パーマーが合流して
いよいよELPの復活かと思いきや、リハーサルの段階でグレッグ・レイクが離脱。
元GTRのロバート・ベリーを迎えて制作されました。
音楽性は、プログレと言うよりもロバート・ベリーの声質を活かした
エイジア風のサウンドです。
当時のエマーソンは「このプロジェクトはELPの再結成ではない」と
発言していてベリーとの新しい音楽性で勝負したかった様ですが、
当然の事ながらプロモーターはライヴにおいてELPの楽曲を演奏する様に
要請して来たので徐々に増やしていった経緯があります。
ツアーの途中で参加したアトランティック40周年記念コンサートにおいても
エマーソン&パーマーと紹介され、演奏曲目もナイス時代のアメリカ
という事で当時の彼らの扱いがどんなものだったかが分かります。
現役の3(スリー)というバンドとは思われていなかったのですね。
結局、エマーソンがELPとは別のバンドとした事が裏目となって売り上げは
伸びず、ツアー終了後に解散となってしまいました。
ただ、エマーソンは完全な失敗だとは思っていなかったらしく死の前年に
3(スリー)を復活させようとして新曲をレコーディングしていました。
しかし、完成を待たずに亡くなってしまったのでロバート・ベリーが
引き継いでファーストも含めた三部作として完成させています。
Talkin' 'Bout (Official Video)
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Eight Miles High (Official Music Video)
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Chains
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Desde La Vida(LIVE)
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Emerson and Palmer(3) - America
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