「The Pros And Cons Of Hitch Hiking」
1984年に発表された初のソロ・アルバム。
邦題は、「ヒッチハイクの賛否両論」
主人公の見ている夢を同時進行で追っていくという内容のコンセプト・アルバムで
元々はザ・ウォール発売前にメンバーに提示して難解だと却下された案を
具体化した作品です。
この時には、まだピンク・フロイドのメンバーでした。
ゲストには、エリック・クラプトンやメル・コリンズなどが参加しています。
特にクラプトンはアルバムでも大きくフューチャーされ、ツアーにも途中まで
同行してハーフ・オフィシャルのライヴ盤も残しています。
ロジャーはこの作品をザ・ウォールと同様に扱いたいと考えていた節があり、
この時期のツアーではプログラムの後半に全曲曲順通りに演奏しています。
フロイド時代に比べて楽曲はちょっと弱いかなとも思いますが、ヴォーカルは
脂が乗っていてより説得力が増しています。
自身の楽曲とコンセプトに自信を持った彼は翌年に正式にグループを脱退し、
フロイド・サウンドを一人で継承しようとします。
しかし、メンバーもレコード会社も解散には応じなかったため、裁判に発展して
風向きが変わってしまう事になるのです。
4:41AM (Sexual Revolution)
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5:01AM (The Pros and Cons of Hitch Hiking, Pt. 10)
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5:06AM (Every Strangers Eyes)
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Pros And Cons Tour 1985
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