「Escape」
1981年に発表されたジャーニーのアルバム。
バンドにとって初の全米第1位を獲得しました。
産業ロックと言うと条件反射的にこのバンドのこのアルバムを想像される方も
多いのではないでしょうか。
ニール・ショーンを中心に初期はプログレっぽさも覗かせた音楽性でしたが、
ドラム職人のスティーヴ・スミス、甘いルックスにハイトーン・ヴォーカルの
スティーヴ・ペリーが加入して70年代末にはヒットチャートの常連になると、
更に元ベイビーズのジョナサン・ケインを獲得したのが決定打となり結果的に
大ブレイクを果たしました。
元々演奏力のあったニール主導のアメリカン・ハードなグループに
ジョナサン主導の甘いメロディーラインが加わり、一気に音楽性の幅が
広がり新規のファンも増やしました。
特に、シングルカットされた曲のジョナサンの貢献度は高いと言えます。
通好みの洋楽ファンにはとかく批判の対象になったアルバムですが、
この隙のなさは特筆すべきだと思います。
Escape(Full Album)
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