「Love Beach」
1978年に発表された再結成前最後のスタジオ・アルバム。
解散を前提に制作されました。
歌ものの印象が強いのはグレッグ・レイクの提供曲が多いからです。
悪い意味でポップ化した作品と言われますが、驚く事に2分台の曲もあり、
A面は産業ロックと何ら変わらない音楽性ですが、B面には「将校と紳士の回顧録」
と言う組曲が収録されています。
なので、従来のファンから一定の評価も受けているものの、メンバーの覇気のなさ
が目立つ感じがします。
ポップ化にしても振り切っていないので中途半端です。
まぁ、カール・パーマーなどはその点を修正してエイジアで活かした感も
ありますね。
細かいところを見れば紛れもなくELPなのですが、それならば細かいところを
気にしなくて良い決定版のアルバムを聞いた方がよい気がします。
兎にも角にも、この後ライヴ・アルバムとベスト盤を発表して70年代の
ELPは終焉を迎えました。
Love Beach
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Canario
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Memoirs of an Officer and a Gentleman
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