「Love Beach」

1978年に発表された再結成前最後のスタジオ・アルバム。

解散を前提に制作されました。

歌ものの印象が強いのはグレッグ・レイクの提供曲が多いからです。

悪い意味でポップ化した作品と言われますが、驚く事に2分台の曲もあり、

A面は産業ロックと何ら変わらない音楽性ですが、B面には「将校と紳士の回顧録」

と言う組曲が収録されています。

なので、従来のファンから一定の評価も受けているものの、メンバーの覇気のなさ

が目立つ感じがします。

ポップ化にしても振り切っていないので中途半端です。

まぁ、カール・パーマーなどはその点を修正してエイジアで活かした感も

ありますね。

細かいところを見れば紛れもなくELPなのですが、それならば細かいところを

気にしなくて良い決定版のアルバムを聞いた方がよい気がします。

兎にも角にも、この後ライヴ・アルバムとベスト盤を発表して70年代の

ELPは終焉を迎えました。



Love Beach
https://www.youtube.com/watch?v=TB4PnNxv6wE&list=OLAK5uy_kumBk-OR6rpI8Zh9kO77yqYhDu4UnI8YE&index=2

Canario
https://www.youtube.com/watch?v=bpxGsxbCEN0&list=OLAK5uy_kumBk-OR6rpI8Zh9kO77yqYhDu4UnI8YE&index=6

Memoirs of an Officer and a Gentleman
https://www.youtube.com/watch?v=2soQFbyFJW4&list=OLAK5uy_kumBk-OR6rpI8Zh9kO77yqYhDu4UnI8YE&index=7