「Fragile」

1971年発表の4枚目のアルバム。

キーボード担当としてリック・ウェイクマンが加入、アートワークには

ロジャー・ディーンが起用されイエスのパブリックイメージを

決定付けました。

スティーヴ・ハウは最早主軸メンバーとなり、彼のギターがなければ

イエスサウンドが成り立たなくなっています。

リックの煌びやかなキーボードも1曲目のラウンドアバウトから功を奏して

アルバムの完成度を高めて成功に導いています。

初心者が注意しなければならないのは全曲がバンドの演奏ではなくて

各メンバーをフューチャーした楽曲を挟んでいる点です。

スティーヴの「Mood for a Day」やクリスの「The Fish」はライヴの

定番曲となったものの、ビルなどは最初から曲を作る気がなかったとしか

思えません。バンドとしての楽曲が良い出来だけに流れが止まってしまう

感じがしてしまいます。

とは言っても、全体的な完成度は高く、代表作の一枚と言って

良いでしょう。

Fragile(full album)
https://www.youtube.com/watch?v=3hE7HZCVVRU