「Brain Salad Surgery」
1973年に発表された大ヒット・アルバム。
邦題は「恐怖の頭脳改革」
この年は、ELPが主催するレーベル、マンティコア・レコードを発足させ
レコーディングしながらツアーも敢行すると言う超ハードスケジュールの中で
発売された訳ですが、それまでのELPのエッセンスが凝縮された様な傑作と
なりました。
全曲がライヴで披露されるほどのクオリティーの中でも圧巻なのは
組曲の「悪の教典」でしょう。
やや勢いが勝っている展覧会の絵やタルカスに比べて緻密に計算された
構成力は他の追随を許さない完成度の高さを誇ります。
正に、プログレを代表する一曲だと思います。
それほどの高密度の楽曲を作り上げ、翌年の夏までツアーで走り抜けた
彼等が疲れ果てて活動を一時停止したのは必然だったのでしょうね。
間違いなくELPとしてのピークはココでした。
初期の破天荒なELPももの凄く魅力的なのですが、完成度を基準にするなら
このアルバムの選出に異論のある方はいないでしょう。
不朽の名作。
Brain Salad Surgery(FULL ALBUM)
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