かの「あれー?スイッチって確かこの辺だったよね?」

つぐ「そうそう、前にロガールのスタッフさんがいじってた事あるよ」

かの「これかなぁ。たぶん、これ?」

つぐ「押してみれば?」

パチッ。

もえ「あー、ついたぁ♡」

そよ「ねぇねぇ、私たち中等部になったんだからこーゆー事止めようよぉ・・・」

かの「日直、誰やる?」

つぐ「私やるよ」

そよ「もー!私の話を聞いてよー!!」

もえ「ももえ、何したらいい?」

つぐ「うーんと、外を見張ってて」

もえ「はーい♡」

かの「ピンマイクあったよ」

つぐ「椅子もあった」

かの「そよ、帰るの?」

そよ「帰らないよ!だって・・・出たいもん・・・」

つぐ「なんだ、やる気あるじゃん」

そよ「だって・・・父兄さんに会いたいし・・・」

つぐ「だよねー」

もえ「外は誰もいませーん♡」

つぐ「ももえ、そんなに大きな声で言ってたら逆に誰か来ちゃうよ!」

もえ「だってぇ、やる事ないんだもん♡」

つぐ「バレたら森先生とか来ちゃうよ」

かの「えっ!森先生?」

つぐ「かのってそんなに森先生が怖いの?」

かの「別に、怖くはないんだけどぉ」

つぐ「苦手?」

かの「苦手でもないけど・・・」

つぐ「じゃあ、何なの?」

かの「・・・・・好き」

つぐ「好きならいいじゃん」

かの「あっ、そういう意味じゃなくて先生としてだよ?先生として!」

つぐ「そんなこと分かってるよ」

かの「だから、怒られるの嫌だし、かのがいるのになんでとか言われちゃうし」

つぐ「大丈夫だよ、私が悪魔になるから」

かの「悪魔?」

つぐ「私に言われてやりましたって言えばいいんだよ」

かの「そんなこと・・・・そよ、言ってね」

そよ「えー!やだぁー!」

もえ「じゃあ、私が言うね♡」

つぐ「なんか、ももえに言われると腹立つかもしれない」

もえ「えー!なんでー?みんな嫌だって言うから、代わりにももえが・・・」

つぐ「代わりなの?」

もえ「うん♡」

つぐ「嫌々?」

もえ「うん♡」

つぐ「まぁ、いいや、ももえでも」

もえ「じゃあ、ももえが担当しまぁ~す♡」

そよ「パソコン、持って来た」

つぐ「これがないとねぇ」

かの「カメラって固定にする?」

そよ「一回ピントを合わせておけばいいんじゃないかな」

かの「みんな、映りたいしね」

そよ「台本はどうするの?」

つぐ「私が書いてきたよ」

もえ「わぁ~すごーい♡」

つぐ「ホントに思ってる?」

もえ「ももえはね、お手紙とか書くの苦手なの♡」

つぐ「手紙じゃないけどね」

かの「つ組の部屋?」

つぐ「そうだよ」

そよ「なんか、ずるーい!」

つぐ「大丈夫だよ、毎回さくら学院がゲストだから」

もえ「初回がわ・た・し♡」

つぐ「ももえだけじゃないんだけど」

かの「それじゃ、間もなく本番でーす!」

そよ「サン、二―、イチ・・・」

森セン「やらせねぇーよ!!!」

そよかの「・・・・・・・」

森セン「有友!やらせねぇーよ?」

つぐ「何で森先生がいるの?ももえ、気付かなかったの?」

もえ「だって、森先生が司会なのかと思ってぇ♡」

そよかのつぐ「そんな訳ないっ!!」

もえ「うふっ♡」