さくら学院公開授業「歌の考古学」2限目のお話。

「あぁ、頭痛い・・・」

さくら学院のイベント後はいつも飲み過ぎてしまう。

ただ、理由はそれだけではない。

いろいろな思いが交錯してパソコンの前で頭を抱えていた。

3月12日(日)、本日のメインイベントは公開授業「歌の考古学」。

が、その前にオープン直後のタワレコ渋谷店へ。

ミニパティ・コラボカフェの最終日。

最初は、一人でも行くつもりだったのだけれど

ふれあくさんが1限ながら来ると言う事だったので合流する事に。

その後、エチさん、ナッちゃん、イチさん、たけぼんさんと

次々に参加する事に決まってちょっとしたオフ会状態(笑)。

解散してからは同じ2限組のイチさんと表参道店へはしご。

最終日だったからか満席。

通算五食目でサラダ納め。

公演のある桜木町へ移動するためにみなとみらい線へ。

混んでいる特急を避けて鈍行にしたのだが

2人とも前日の仕事がハードだったので電車内でウトウト。

気が付いたら元町中華街の手前(笑)。

慌てて引き返したのは内緒。

朝からはしゃいでいたから疲れが出ちゃったんだな。

無事?はまぎんホールへ到着して午前中のメンバーや

サッシさん、ご隠居さん等と合流。

しばらくの歓談の後、入場。

座席はO列。半分より後ろ。

ただ、段差があるので10列目くらいよりは逆に見やすい位置。

これを読んでいる人に今更システムを説明する必要もないだろうけど

歌の考古学とは、自分(学院生)が生まれる前に作られた曲を

自分で選び、なぜ選んだのかプレゼンし、そしてアカペラで

ワンコーラス歌うと言う授業。

すべて各自に任されているので個性や性格が如実に分かる。

アイドルという偶像の世界の中では画期的なイベントだと思う。

1限目は波乱と感動に包まれた様だけど、果たして2限目は。

影ナレは、みれな。

今日もハキハキしてるな(笑)。

定刻の18時を回ると森センが登場して生徒たちを呼び込む。

最初に目に留まったのは、づみん!

髪を切って昭和感が増してる!

そして、つぐが珍しいくらい上がっていて

自己紹介も「今日は大人しい有友緒心です」(笑)。

いつもやんちゃな子が乙女感を出してくると

異常に可愛い。

なんだか、つ組たちの気持ちが分かってきたぞ。

森センの「一番手、やりたい人!」の声にすぐに

反応して勢いよく手を挙げたのがそよとづみん。

それに釣られる様に、まりん、ももこ、みれなも手を挙げ始める。

が、つぐだけは頑なに手を挙げない。

相当、緊張している様だ。

最初に指名されたのは、づみん(新谷ゆづみ)。

選んだのは、水前寺清子の「365歩のマーチ」。

https://www.youtube.com/watch?v=fGbMvxmYuyg

地元の駄菓子屋さんで聞いた事があったので

調べてみたとの事。

この曲を歌うと決めてから髪を切ったそう。

予想以上に似合ってる。

プレゼンでは、三歩進んで二歩下がるでは365歩進むのに

どれだけ時間がかかるかというユニークな視点がづみんらしかった。

さすが、カルタの授業で「するめ人間」を書いた子だよ(笑)。

森センが二番手の希望を募ると全員手を挙げたのだが

つぐだけ直角に低く挙げている。

明らかに自信がなさげ。

で、つぐ(有友緒心)が指名される(笑)。

選んだのは、一青窈の「ハナミズキ」。

https://www.youtube.com/watch?v=qURJCjzxlc8

何が衝撃ってハナミズキの時に生まれてないって事!

ヒットしたの、ついこの間じゃないか!

軽いカルチャーショック(笑)。

意外に?良く調べていて、日本の桜と交換する様に

アメリカから入ってきた話やジョージ・ワシントン時代には

まだ桜は送られてなかったとか恥ずかしながら勉強させて貰った。

そして、ハナミズキは桜が散った後に咲くと言うエピソードは

感動的だった。

父兄を含むみんなに向けてと言いながらも「さらみれな」に

向けて歌った事は明白。泣かせる小等部だよ。

歌い終わった後は、いつものつぐが復活。現金な奴だよ(笑)。

三番手は、まりん(日高麻鈴)。

選んだのは、映画「オズの魔法使い」でジュディ・ガーランドが

歌った「Over the Rainbow(虹の彼方に)」。

https://www.youtube.com/watch?v=Oksq0fUosm8

また凄い曲を持って来た。

英語のスクールの先生がよく歌っていたのだそう。

毎回驚くのはその真面目っぷり。

フリップの絵も二科展に出すんですか?ってくらい

丁寧に書き込んである。

英語を交えて説明してると「まさか全編英語で歌うの?」

って感じでみれなとももこが顔を見合わせる。

堂々とした歌唱に父兄の拍手は止まらなかった。

まだ発表していない、そよ、ももこ、みれなは

ハードルが高くなってしまい苦笑い。

四番手は、ももこ(岡崎百々子)になった。

選んだのは、大事マン・ブラザーズ・バンドの「それが大事」。

https://www.youtube.com/watch?v=eNFH9t76kWs

応援ソングだし、歌詞が気になってと言う選考理由は良く分かる。

グループ名の由来としてオールマン・ブラザーズ・バンドの

名前が出て来たのにはビックリ。

代表曲の「ランブリンマン」を「ラブリンマン」と言っていたのは

ご愛嬌。

https://www.youtube.com/watch?v=jUTORC4eoGc

ただ、性格がそうさせるのかフリップの順番がバラバラで

どれだったけかな?って感じで話が止まる度に

そよがツボに入ってしまい最後まで爆笑していた。

プレゼンとしては最下位の出来だったかもしれないが

ムードメイカーとしての役割は100点満点をあげたい。

五番手にようやく、そよ(吉田爽葉香)登場。

選んだのは、「WAになっておどろう」。

https://www.youtube.com/watch?v=huiXnAn_72g

V6ではなく、オリジナル版の イレ アイエを紹介した。

選考の理由は、3AMの生まれ年の曲だから。

どんだけ、あいり~んが好きなんだよ(笑)。

もう一つのポイントは、つぐとまりんが使った踏み台を

そよが使わなかった事。

転入時は小っちゃくて細くて折れそうだったのに

短期間にこんなに成長するものなのかと感無量。

少女マンガみたいな仕草は相変わらずなんだが(笑)。

トリは、みれな(黒澤美澪奈)。

まぁ、覚悟はしてた感じ。

選んだのは、小柳ゆきの「愛情」。

https://www.youtube.com/watch?v=HFUD85m1d_o

自分の中にいろいろな葛藤があった中で

森センの言葉に励まされたと言う。

この場面では、森センはドヤ顔で応えて笑いを誘う。

よく歌は気持ちを込めて歌えと言うが

みれなの歌唱は正にそれ。

みれなのやり切った表情が清々しかった。

校長「先生の言葉に励まされたん?」

みれな「はい」

森セン「私が育てました」(笑)。

みれな「本当にそうです」

森セン「いやいや、それは・・・(この場で言わなくていいから)」

こんな師弟愛、一般の学校でもなかなかないだろ?

一つだけ言えるのは、この子たちは正直に生きている。

だから、回り道もするし時には失敗もする。

かと思えば、とんでもいない伸び代を見せてくる。

彼女たちには未来しかない。

その原石のキラキラを父兄は少しおすそ分けしてもらって

いるのだと思う。

父兄とは言われているが、彼女たちには教えられてばかりだ。

授業は19時半頃に滞りなく終了。

その後、桜木町駅前に集合して5名でオフ会。

出会ってからわずか1~2年の付き合いなのに

まるで10年来の友人の様だ。

さ学風に言えば、仲間。

さ学にありがとう。

仲間にありがとう。

今はその言葉しか思い浮かばない。