9月17日(土)に行われたさくら学院の公開授業。

本来ならば、一時限目から順番にレポートを書こうと

思っていたのですが、二時限目での「まりんの涙」だけが

なんだか必要以上にネガティヴにつぶやかれているので

私の意見を書かせてもらいます。

面白くなかったって事であればそれは個人の感想ですから

特に否定する気もありません。

しかし、「あいり~んの教訓を活かしていない」

「教育としては中途半端で教え方が悪い」

「心に傷を負ったらどう責任を取るのか」など講師の

校長や森セン批判については、正直「えっ?」って感じです。

まず、あいり~んの事については授業中に校長や森センが自ら

過去にこんな事がありましたとカミングアウトしています。

もし、それが汚点であるのならそれこそ必死に隠すでしょう。

その後、あいり~んはどうなった?

あんなに自分を表現するのが苦手だったのに今では三吉を相手に

強烈なボケをかますまでになりました。

教育としては・・・と言う事については

例えば、新体操など楽しみながらやってみましょうといった

趣向の授業は生徒たちも楽しく動いていました。

ただ、生みの苦しみを課題とする授業は外部の講師には依頼しにくい

でしょう。

校長だからこそ生徒にダメ出しが出来るのです。

この場所は、公開エンターテインメントではなく、公開授業なのですから

楽しさと同様に厳しさも必要だと個人的には思っています。


本題に戻ります。

くじで頭の文字を決めてからさくら学院らしいカルタになる様な

短い文章を創作する「カルタの授業」。

まりんの引いたくじは「つ」。

つめと言う言葉を思いつき、爪が輝けばその人自身も輝くと言った

センテンスを提示する、まりん。

確かに悪くはないのだが個性を求めて保留にする校長。

書き直す、まりん。

再び保留。

まりんは負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいました。

何度目かの書き直しを命ぜられると、まりんのほほに涙が。

これは、いじめか?

いや、そうじゃない。

まりんはここを超えられる、もっとまりんらしい言葉があるはずだとの

確信があったから安易にOKを出さなかっただけだと思います。

そして、苦しみ抜いた末に出て来たのが「つめをみがけば It will shine!」

おそらく、自分のボキャブラリーが底をつき残っていたものが英語であり、

無意識に出て来た言葉でしょう。

これこそ、まりんにしか導き出せない文章。

皆さんは果たして、追い込まれずにこの言葉が出て来たと思いますか?

まりんは、最後の最後に自分の武器が英語であることに気付いたのです。

まりんは、またひとつ山を越えて見せました。


この話には、まだ続きがあります。

エンディングでは、校長が「これからも(まりんを)よろしくお願いします」

と挨拶をすると一度止まっていた涙が抑えきれなくなって溢れ出てくる、まりん。

私には、まるで親子の様に見えました。

きっと、これからのまりんは飛躍的に伸びますよ。

背の方は・・・どうかな(笑)。