チェチェン共和国変身記 (2) | ソ連風来坊のブログ

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台湾出身の一匹狼、旧ソ連陣営と東アジアを報道

初代大統領の遺志を受け継いで奮闘し続けるのは、息子のラムザン・カディロフ(Рамзан Кадыров)氏、今のチェチェン共和国の首長を務めながら故郷の再建に取り込む。


取材陣に対して、カディロフ首長は詳しく案内して成果を披露した。

 


現代的な高層ビル、新しい学校、先端設備を保有する病院など、ロシアメディアが番組で伝えるほか、カディロフ首長は今後の方針を明かした。

 


”建設の計画はこれだけには止まらない、学校、スポーツセンター、モスク、神学校など、多くの施設が企画中。ここが全世界人民とあらゆる宗教と仲良くする平和と友好の象徴を目指して頑張る”

 


その後、プーチン大統領との会談でカディロフ首長はチェチェン共和国の現状を説明した。


赤ちゃんの出生率が全ロシアトップ、新学期に33800名余りの一年生が入学した”


”今年前半期に限って、外国投資の増長率が127%に達した”


”失業率をなくすめに、2万名の就職チャンスが提供される”


”今の段階では6百数件の計画案が具体化している”
 

プーチン大統領は新しく竣工したヨーロッパ最大のモスクに関心を持ち、イスラム各界とムスリムたちに祝賀の意を伝えた。カディロフ首長もチェチェン各界より挨拶を伝えながらプーチン大統領の来訪を要請した。


プーチン大統領は”必ず行く”と約束した。 

 


こんな光景を見ると、天国にいる初代大統領が安心して笑うのだろう。

 

ソ連崩壊後、主権と独立を巡って激突したロシアとチェチェン共和国、両者とも満身創痍で傷だらけ、互いに平和の大事さを痛感して和解の道を探り始まった。カディロフ親子の努力によって情勢が好転するなか、カフカズ(コーカサス地域)の安定を格別に重視するモスクワ当局が共和国の再建に全力投入。ムスリムたちが独立騒ぎやテロや暴動などしない限り、なるべくその要求を満たして親睦を深める。
 

戦争の傷跡をなくすには時間がかかるかもしれないが、せめて今日のチェチェン共和国は安心して暮らせる基本的な安定と発展する見込みがなければ、そんなに新生児が生まれないし、外国企業も積極的に投資しないではなかろうか?
 

参考した資料はこちら:

https://www.1tv.ru/news/2019-08-31/371467-o_dostizheniyah_i_planah_chechenskoy_respubliki_ramzan_kadyrov_dolozhil_vladimiru_putinu 

https://www.1tv.ru/news/2019-08-23/370994-bolshoe_sobytie_dlya_musulman_v_chechenskom_gorode_shali_otkryli_samuyu_bolshuyu_v_evrope_mechet

 

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