サロンの庭のジャスミンがちらほら咲き始めました。
良い香りが漂っています。
ところでジャスミンの香りについて
「ローズと違って男性っぽい」とおっしゃる方って、意外といらっしゃいます。
なるほど。
確かにジャスミンは、女性らしい香りではありますが、どこか凛とした美しさがあります。
例えるなら天海祐希さんのような。
そんなジャスミンの香りでテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が増える。という実験結果が出たそうです。
2019年4月22日
精油の嗅覚刺激により、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量が増加
公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ、東京都中央区)は、長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 神経機能学の篠原一之教授と共同研究を行い、精油の吸入がテストステロン(男性ホルモン)に与える影響を確認しました。40代の女性15名を対象に10種類の精油で実験を行った結果、ジャスミン(アブソリュート)精油とローマンカモミール精油、クラリセージ精油の香り刺激で、唾液中のテストステロン濃度の有意な増加がみられました。
やっぱり!という感じです。
すでに生徒さんやお客様はその感覚を直感で感じていたわけですね。
でも女性に男性ホルモンってどういうこと?と思うかもしれませんね。
実は、男性、女性に関わらず、人は女性ホルモンも男性ホルモンも持っています。
そのバランスが、男性ホルモンが多ければ男性らしく、女性ホルモンが多ければ女性らしくなると言うわけです。
じゃあ、女性に男性ホルモンが増えたらダメじゃない?
かというと、そうではないのです。
女性の場合、男性ホルモンが分泌されるとそのバランスを保とうと、女性ホルモンの分泌が促されます。
つまり、男性ホルモンが増えることで、女性ホルモンが刺激されるのです。
更年期などに女性ホルモンの分泌が減って、調子が悪い時などには男性ホルモンの分泌を促すことも1つのホルモンバランス調整方法です。(ホルモンバランスの調整方法は他にもいくつかあります)
ジャスミンやクラリセージ、カモマイルローマンでそんなことが期待できるなら、ちょっと(自分に)試したいな。と思います。
ところで、この実験をされた長崎大学の篠原一之教授は、私がアロマセラピーに初めて触れるきっかけをくれた先生です。
OL時代、先生の研究成果である、芳香分子のリナリルアセテートやβカリオフィレンの生理学的な作用の特許化を考えて、先生に会いに行ったことがありました。(後日特許化されます)
先生に会うまでは、正直、アロマセラピーなんて気休めだしリラックスに香りを使う理由がよくわからない、と思っていました。
ところが先生の研究成果では、香りの中の分子一つ一つに科学的な作用の根拠があり、実際に心の状態だけでなく、ホルモン分泌を変えたり、症状を改善したりしている。
アロマセラピーは気休めではなく、解剖学的、生理学的にも作用するものなんだ!と思いました。
このことを知らなければ、メニエルになった時にアロマセラピーを選ぶことはなかったかもしれません。
篠原先生は、まさかあの時の私がアロマセラピストになっているなんて思ってもいないかもしれません。
こういうこともご縁なのかもしれませんね。
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