61■死に関する語
受験生のための単語リストです。
ここでは「死に関する語」を集めてみました。
全体の覚えたい単語リスト→50音索引はこちらへ・カテゴリ別一覧はこちらへ
■次の語の意味をA→Bで確認!
A 単語リスト
1・おくる
2・さらぬわかれ
3・かぎり
4・以下の語は死ぬの意味で用いられる
いたづらになる・みまかる・うす・消ゆ・果つ・いかにもなる・はなかなくなる・むなしくなる
B 基本の意味
1・おくる
=先立たれる
■→おくる:死に遅れる=先立たれる。他動詞おくらすは、先に死ぬ=あとに残す。
2・さらぬわかれ
=避けられない別れ・死別
■→「さらぬ」は「然らぬ(そうではない)」を思い浮かべやすいが、それとは別に「避らぬ別れ:避けられない別れ」が死別を意味することは重要。
3・かぎり
=臨終
4・以下の語は死ぬの意味で用いられる
いたづらになる・みまかる・うす・消ゆ・果つ・いかにもなる・はなかなくなる・むなしくなる
■特に意識したいのは、いたづらになる・みまかる(この世からあの世へ身が罷る)である。
■例文C→Dで演習!
C 例文
-
故姫君は、十ばかりにて殿におくれ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給ひぞかし。
-
世の中にさらぬ別れのなくもがな
-
限りとて別るる道のかなさしにいかまほしきは命なりけり
-
(女は歌を書いて)そこにいたづらになりにけり。
-
まづ、内府(内大臣)がみまかりさぶらひぬること、
D 例文の解釈
-
亡くなった姫君は、十歳くらいの時に父君に先立たれなさった時、たいそう分別がおありになったことよ。
-
世の中に死別というものがなければいいのに
-
これを限り(臨終)としてお別れし、死出の道に旅立つことが悲しいので、私がいきたいのは生きる道なのです。
-
女は歌を書いて、その場で死んでしまった。
-
まず、内大臣が亡くなりましたことは、