~こんにちは。ご訪これまて問をありがとうございます。~
ウィーンに着いて3日目に、森について調べたいことがあって、市内にある農業大学の図書館に行ってきました。
翌週、祝日にあたっている火曜日を控えた金曜日ということもあって、構内は普段より人が少ないようでした。なにせ普段でも金曜はもう週末気分で早めに終わる会社が少なくないと言われる国。この日はもう半ドンで、祝日前日の月曜も休みになっている所があるらしい。
で、同行してもらった通訳のRさんと迷いながら図書館目指して構内を歩いていたら、廊下にこんなものが貼られてました。1つは貴族制がまだあった時代の、貴族の写真を載せた森関係の新聞。もう1つはポスターのようなもの。こちらには「原生林から森の経済へ」という標語が書かれています。どちらもカメラを縦にして撮ってしまい、写真が横向きになってしまいました。お見苦しくてスミマセン^^;
写真の貴族はかの有名なハプスブルク家の人でした。
ハプスブルク家は戦後、持っていた森を没収されたあと、政治には関わらないことを条件にそれらの森を戻されたと聞いています。ちなみにこの国の森の3分の2以上は個人が所有しており,その大部分は教会及び「貴族」一門の所有となっているようです。昨年この国に来るまでは、「貴族」というのはもう昔の話のように思っていました。でも実際には、称号は無くてもその立場は今も歴然と存在し、富と共にあるんですねえ。
ちなみに写真のハプスブルク家の所有率は「貴族」の中では3番目です。しかし名前は違っても親戚筋の「貴族」もたくさん所有しているようなので、その全体像は想像に固くありません。で、陸続きのヨーロッパですから、オーストリアの「貴族」が国外にも森を有していたり、もちろんその逆のケースもあります。
そして貴族と森で連想されるのは狩猟。この国では狩猟法の元、狩猟は個人の森でも拒否できない形になっています。※
狩猟はいろんな理由でやられているようですが、「ゲーム」、つまり遊びでややることも認められているのが狩猟法なのですね。日本では「スポーツ」という言葉が使われているのでしょうか。人間の趣味のために動物を殺すのは、遊びもスポーツも変わりはないですね。で、こちらでも狩猟を懸念する人たちの間で一番問題視されているのが、この、「遊び」目的の狩猟のようです。
話はちょっと脱線しますが、私自身も過去世で何度かヨーロッパの貴族を体験していて、狩りが趣味であった時代も出てきています。魂がそれを体験したかったのか、そのときの設計図にそれか必要だったのかでしょう。ただしどんな世界にも例外的な人たちはいて、今も昔もすべての貴族が狩りを好んでいるというわけではないでしょう。
それにしても農業大学の廊下に、時代錯誤のようにも映る貴族の写真を載せた「森の新聞」が貼られていたのには、この国の実態に無知だった私には、少々驚きでした。
そしてもう1つ貼られていたポスターの標語、「原生林から森の経済へ」はこの国の、未来に向けてのかけ声のように映ります。
この国では10年ほど前から新しい原生林作りのプロジェクトが始動していて、いくつかの森が人の手を入れない「原生林使用」(狩猟は行う)に指定されています。この標語を目にしたとき、その「原生林プロジェクト」が繋がり、そのプロジェクトの真の目的を見たように感じました。このプロジェクトでは、人の手を加えない森における樹木の生育の様子が詳細に観察され、記録されています。それらは今後、一般の森での植林や、その木を伐採して経済に結び付けることに使われるのかもしれません。そしてそれを主に活用するのは、力のある教会と、元貴族、そして国、ということなのでしょうか。
たしかに私たちはこれからも樹木を含む森の恵みをいただきながら生活し、そこには経済が発生するのでしょう。その前提には必要なものがあると感じます。
縁あったこの国の森の現状やこれらのプロジェクト、そして西洋の狩猟法をモデルに大学に狩猟科を設置しようという日本の動きを耳にする今、私たちは自然と人間の調和について今一度ハートに戻り、発想の転換をすることを求められている。まさにその瀬戸際に立っていると思わずにいられません。そこに意志があれば、上昇した地球自身の波動がコミットしてくれるはず。そしてこの国は新たなモデルになりうるのではないでしょうか。
そしていつのときも、自分自身を大事にし、癒し、浄化していくことを忘れずにいよう。そうであつて初めて、自然との調和というものが、人間に安心と安堵をもたらすものであることもわかってくる。
今回のオーストリアは、いろんな角度から自然との調和を考える人たちと、繋がる時間にもなりそうです。学びながら、いえ実際には歩きながら学んでいる私です^-^
※ 日本の狩猟法について、今回日本を離れる前に私の居住地・埼玉県に問い合わせたところ、個人所有の森は所有権によって狩猟を拒否できる、とのことでした。
ウィーン農業大学
お読みいただいてありがとうございます。
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