アイネックス小池です
「中古マンションのリノベーション~無垢フローリングへのこだわり」、お客さまのリフォームに対してのご要望、「造作家具に関して~洋室1本棚」の続きです。
■リフォーム前平面図(販売図面)
■リフォーム平面プラン
■本棚造作家具プラン図面
幅を1157mmと1728mm、高さ2634mmの2つのユニットでは、なぜだめなのでしょうか?
下の2つの図面をご覧ください。
■本棚上部詳細図
■本棚下部詳細図
図面にあるように、天井幕板の高さは27mm、巾木は26mmです。
これを天井高から引くと、2687mm-53mm=2634mmになり、これがユニットの高さになります。(以下mm省略)
天井高2687に対してユニット2634では、搬入したのはいいもののユニットを立てることが非常にタイトになります。
こういうことです。
造作家具を専門にしていれば、造って搬入したが現場で立てられないという経験が一度はあるのではないでしょうか?
大昔に私もあります。目の前が真っ暗になりましたね。
それに高さ2634を1ユニットで造ったら搬入できないという理由もありますけどね。
あまり大きくすると搬入できないし、重くて現場での取り回しが厳しいので、今回の造作家具の本棚は4ユニットで製作します。
上部詳細図の緑部分を見てください。
上部ユニットの底板の厚みが15、下部ユニットの天板(てんいた)が15で、合わせて他と同じ30mmになるようにしています。
これは、現場で連結した後に30mm幅の小口テープを貼るためです。
こうすることで、ユニット間の繋ぎ目が隠れてきれいに仕上がります。
結構考えていますでしょ? ボーと生きていません。
続きます...。
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