そんなに甘い話はありません!~テレビのビフォアーアフターは本当か? | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

リフォーム業の看板を出して、かれこれ25年になります。
この仕事をしていると、友人やお客様から
「テレビのビフォアーアフターは本当なのですか? やらせと思いませんか? それともテレビ局(番組サイド)が費用を負担しているのではないですか?」
といった類の質問をよくされます。
今日もお客さまとその話になりましたので、私なりの見解を少々・・・。

私も職業柄、放映当初は興味を持って観ましたが、それはもうビックリものでした。
仕様は、チープではなくハイグレード、工事金額は良心的というどころか原価割れ間違いなし。
これには、驚愕しました。
ただ、「施工サイドからみたら、本当にそんなことが可能なの?」と疑わしい部分は多々ありますが・・・。

TBSテレビに勤めている友人に聞いたところ、「昔、棒局で”やらせ問題”が発覚してからは、どの局も過敏になっているので、”やらせ”はないと思うよ」という回答にまたビックリ。

しかし、どう考えても、あのコストバランスは笑えるぐらい”不均等に思えて仕方がないので、懇意にしている建築家(設計士)の方に、「あのビフォアーアフターをどう思いますか?」と話題を提起したことがあります。

そのときの結論は
「施主(依頼主)は、設計料がただになるがプライバシーを暴露することになる」
「設計士は設計料を徴収できないが、宣伝費がただになる」
「工務店もしかり(安い金額で工事を請けても宣伝費がただになる)」
3者ともそれぞれメリットとデメリットがあるから、成立しているのだなという結論に達しました。

ただ、「一般人が同様の工事を同じ組合せの設計士と工務店に依頼しても、工事金額だけは同じにはならないな」ということでこの話題は終了しました。

それからしばらくして、週刊文春に「実名告発、大改造!! ○○ビフォーアフターが我が家を台無しにした」という記事を読んだときは、最初にこの番組を観たとき以上にビックリしました。