先日、X(旧twitter)で、
@meisoushufu さんが、
サイゼでバイトを始めた、
娘さんの賄いバナシをしていました。
人生初のバイトがサイゼリヤだった娘
— 迷走主婦|ツボ押し屋 (@meisoushufu) July 11, 2024
「仕事キツイ時もあってイヤだな~」って言ってて、
でも まかないが30%OFFで食べれて、
大好きな
タラコソースシシリー風400円→280円
ミラノ風ドリア 300円→210円
「こりゃ辞められん、またがんばろ!」
って気持ちになるらしいんだけど、
1ヶ月くらい働いたら
自分も、まだ昭和の頃、
地方から上京した貧しい学生で、
学費の支払いで生活は窮乏、
とにかく、腹一杯食べたいと、
※すかいらーく(イメージ)
ファミレス、
ファミリーレストランの、
すかいら~く
で、バイトを始めました。
※すかいらーくの屋号は現在ありません
※ガスト、バーミヤンなどを経営するグループ
迷走主婦さんによると、
サイゼリアは、
賄いが30~60%引き
ということですが、
すかいらーくでは、当時、
賄い200円
でした。従食 と言ってましたけど。
※40年位前の話です
※カレー(イメージ)
7種類位から選べて、
忙しい時間帯だと、
カレーになってしまいましたが、
ご飯は盛り放題で、
貧乏学生には有難い存在。
キャンパスでは、
冷水器の水で飢えをしのぎ、
従食で、空腹を満たす日々。
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で、さらにですね、当時、
すかいらーく
には、素晴らしい制度がありました。
それが、社食 です。
勤務しているお店なら、
いつ行っても全メニュー半額
50%オフ
半額なら学食より安くて美味い。
※すかいらーく(イメージ)
すかいらーく神 でした。
恐らくですね、
すかいらーくを立ち上げた、
横川3兄弟
は、長野県の出身で、
苦労も多かったようですから、
従業員を大切にしていたのでしょうね。
滅多に食べられない牛肉も、
※焼肉定食(イメージ)
ビーフじゅうじゅう焼
という、贅沢メニューで、
満喫したり、
アンチョビソースなんて、
イタリアンには無縁な、
貧乏学生が、
※イタリアンサラダ(イメージ)
サレオツなサラダを、
初体験したのも、すかいらーく。
バイトの先輩や仲間と、
一緒にご飯食べたり、
海に遊びに行ったり、
すかいらーくは、
大切なことを教えてくれる、
もう一つのキャンパス でした。
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そんなある日、悲報が。
店長から従業員にお知らせ、
「社食半額が廃止になります」
ガ~~~ン。。。
明日からどうすればいいのか。
※国税庁(イメージ)
店長によると、国税庁の指摘で、
半額割引は現物供与になるので、
課税対象になるとのこと。
※昔のことですが、こんな内容かと
※国税庁黒崎(イメージ)
すかいらーく に、
国税庁黒崎が来たのか
半沢直樹がいてくれれば。。。
偉い人の裏金は非課税で、
庶民のささやかな楽しみ、
社食には課税なんて、
世の中って不条理。。。
※号泣(イメージ)
控室で、号泣しました。
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この後、すかいらーくで、
なんとか食いつないでいた、
自分の学生生活は一変します。
工場の夜勤
新聞配達
出版社で校正
ティッシュ配り
ハンバーガー店 など
学業の傍ら、バイトに明け暮れる日々。
あれ、ふぞろいの林檎たち な、
当時の同級生、ケンイチとヨシオは、
※ケンイチ、ヨシオ、ミノル(クリス)イメージ
ケンイチは、自宅通いなので、
3食無料、家賃ゼロ。
ヨシオは、パパが、
大手企業の役員様で、
セレブ学生。
貧乏 とは無縁でした。
( ;∀;)
自分だけ、夢のほかには、
何ももたない貧しい学生。
by 浜田省吾「丘の上の愛」
そして・・・
夢をあきらめきれず、
もがき続けて、
あの頃から、ず~~っと、
公園の水と塩むすび
に、耐え抜いている毎日。
※たまの贅沢はほんとにタマです。
いつか報われる日がくるのかな。
そして、すかいらーく、も、
※すかいらーく店舗数(朝日新聞)
2009年には、消滅。
昭和は遠くなりにけり です。
(つづく)
※おことわり※
当時の記憶で書いてますので、
一部不正確かも知れません。
補足すると、社食半額廃止後、
月8回分の25%割引券
が給与明細と一緒に、
配布されるようになりました。
今もあるかどうかは、不明。
※すかいらーくアレコレ※
城山三郎さんの小説
「外食王の飢え」
を読むと、
すかいらーくの横川3兄弟、
ロイホの江頭さんのことが、
描かれています。
まあ、一応小説ですが。
※クリスの青春シリーズ※
こちらは社会人編(20代)です