5月後半から塾対象の学校説明会に
いくつか参加させてただいています。
その都度、説明会情報をアップさせて頂いていますが、
そろそろ
「うちの子にあったお薦めの学校は?」
こんなお声が聞こえてきそうなので、
少しお話させてください。
例えば、仮に女子学院で考えてみましょう。
ご家庭がその学校を選ぶ理由は
①進学実績
②通学距離
③制服がない
④自由
⑤キリスト教(プロテスタント)
⑥お母様、または姉妹が卒業生(在校生)
⑦娘が気に入った
……
本当に様々です。
もちろんコアな部分では共通するのかもしれませんが、
同じご家庭が同じ学校を姉妹で選んだとしても
その理由が完全一致しない場合もあるでしょう。
大事なことは
「中学受験で、
ご家庭(そのお子さんにとって)が譲れないこと。」
これが何かということによるでしょう。
例えば、あるご家庭が①共学②通学時間50分以内という
条件が譲れないものだったとします。
この条件でも、もちろんお住まいのところによっては違う学校がピックアップされます。
市ヶ谷にお住まいの方だったとするとかなり範囲は広がりますね。
そこから附属がいいのか、
進学校がいいのか、
もしくは付属の要素も進学校の要素も持つ学校がいいのか
人数規模の多い学校か、そうでないかなど
お子さんの性格などからマッチングをします。
でも先入観はよくないですよ
学校は5年あれば変わります。
変化を求める学校(熱心な学校)は私たち親世代が知っているその学校と
まったく別の学校になっていることもしばしば。
ぜひ実際の学校に足を運んで、
いまの学校をそれぞれご覧になってください。
学校は地域に根ざします。
駅に降りた瞬間、学校まで歩く道のりで
違和感を感じたらきっとそこは候補から外された方がよいかもしれません。
空気感というのは大事だと思います。
1学期の間に保護者の方が学校説明会にまわり、
その中で譲れないものが一致する学校、
空気感が合う学校をいくつかチョイスし、
その上で2学期の文化祭シーズンにお子さんと学校に行くというのがよいでしょう。
もちろん第一志望校を決めるのは6年間通うお子さんです
オススメは学校説明会の段階では、
ふり幅を大きく学校を訪問されるといいと思います。
つまり譲れないものが共学とおっしゃる方でも、
2~3校は女子校や男子校もご覧になってみてください。
付属校とおっしゃる方も進学校もご覧になってみてください。
その上で、やはり譲れないものなのかどうか確認しておくことも大切ですね。
そう考えると学校説明会に行くのに4年生は早い!なんてことはないですね。
あっという間の3年間です。
軸(譲れないもの)をしっかり決めて、
お子さんにあった、ご家庭にあった学校を時間をかけて見つけていきましょう。
余談ですが、繁華街に近い学校を倦厭される方がよくいらっしゃいます。
でも普通、制服を着た生徒たちは、制服のままで学校近くでは遊ばないので
実はあまり関係ないかもしれません(笑)