久しぶりのブログですが、今月からまた少しずつアップしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします
普連土学園の塾対象説明会に参加してきました。
流れはこんな感じです。
①教育方針と沿革 浜野 能男校長先生
②学園生活について 蓮見 陽子教頭先生
③カリキュラム・進路指導 大井 治 進路部長
④入学試験について 池田 雅史 広報部長
⑤算数入試問題分析 片山 聡一郎先生(数学科主任)
⑥質疑応答
初めの浜野校長先生からのお話では、フレンド派のミッションスクールであること、そしてフレンド派の宗教観とそれが今の普連土の教育にどのように受け継がれているか詳しくお話しいただきました。
①全ての人への敬意②幅広い声に耳を傾ける③静かなたくましさ
という教育の柱は、昔から変わらず受け継がれてきている普連土の温かさを伝えてくれます。1学年135名定員の学校だからこそ、ひとりひとりを大切にする姿勢が強く伝わってきます。
蓮見教頭先生のお話では、同時に大きなスクリーンに生徒たちの活き活きした学園生活の写真が次々流れ、先生のお話と映像で学校の雰囲気をリアルに感じることができ、とても良かったと思います。蓮見先生のお話の中で印象に残っているのは、
「すべての生徒にリーダー経験を!」
というお話です。クラス委員は1週間ごとの持ち回り(当番制)、自治会活動(生徒会活動)は時間割に組み込まれ全員参加。普通、各クラスにリーダー格の子がいて(御世話好きな場合もありますね)クラスをまとめてしまうのでしょうが、全員がリーダーになるチャンスを持ち、その経験が出来るのは社会に出てから貴重な財産になるのでしょう。とてもいいことですね
大井先生は「普連土学園はスタバやタリーズではなく、町の小さな喫茶店」とおっしゃっていました。スタバもいいけど、常連さんが足を運び、深みのある美味しいコーヒーをだしてくれる喫茶店かもしれません。
さて、今年の入学者は142名。
例年に比べ、2次試験の歩留まりが良かったことが要因だそうです。
2次試験の受験者の多くは第一志望ではないのでしょうが、説明会などを通して、学校の良さが上手に伝わっているのでしょう。来年度も1・2・4日で例年通りの入試日程を予定されているそうです。
2014年度入試(予定)
2/1(土) 70名
国・算(各100点・60分) 理・社(各75点・30分)
2/2(日) 30名【午後入試】
国・算(各100点・50分)
2/4(火) 20名
国・算(各100点・60分) 理・社(各75点・30分)
※ミッション系の学校ですが、プチサンデーショックの影響はなく、2月2日も例年通り午後入試を行う予定
「普連土といえば算数の対話式問題の出題!!」
と言えるほど特徴のある入試でしたが、2013年度から1・3次試験では大問2題だったのが大問1題に、2次試験ではなくなっています。これは特徴的な出題を減らすことで、受験者層を拡大することが目的(ボリュームの軽減は大きい!)だと思いますが、算数講師としてはちょっと寂しいかな。
(まだ知らない塾の先生達も多いかもしれません)かつ途中の部分点も加点してくれるので結果、今年度は高得点勝負になっていますね。1題に減ってしまった対話式の問題は、ストーリー性があったり、きれいな誘導がついていて受験生に考えさせたり、テクニックに走らない、こだわりのある素晴らしい出題です。1題に減っても失くさず、学校のメッセージを伝え続けて欲しいものです。
カリキュラムのお話では高2からの授業選択を大学入試に対応させて、細かくシュミレーションされていました。きめ細かい指導を期待させてくれます。
今春の合格実績も同レベルの学校の中では良いですね。
ただもう一方で少人数だからこそ、「すべての生徒の入試の満足度あげること」を責任として感じていらっしゃるのが、ひしひしと伝わってきました。そして提供されるすべての資料が誠実で、飾らない学校の姿勢を表しているのも素晴らしかったと思います。高3の生徒の学校の好きなところ、嫌いなところのアンケート結果は生徒の声をそのまま反映していて興味深く見せていただきました。
5年前、畠中先生の学校説明会に参加し感動で涙がこぼれたのが懐かしくなりました。あの時、感じた温かさは今も、きっとこれからも変わらないでしょう。まだ足を運ばれていない保護者の方は、ぜひ一度いらしてみてくださいね。
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