結果、仕事を休んだ。

少し早めに出てなんとかザワザワを我慢したり

ゆっくり深呼吸してみたり

水を飲んでみたり

頭を空っぽにどうにかしようとしていたら

乗り換えの駅に着いた。

いつもより早かったので

毎日満員電車の電車も

ほんの少し余裕があったし

ちょうど角に立つことができた。


立ちながら小さく貧乏ゆすりはしていたが

立っているしそこそこ人もいるので変に思う人もいない。

ザワザワや、刺すような感覚は

今日はなんとなく我慢できた。


会社の駅につき

いつものようにトイレに入って

ルーティンのようにリスカした。

でもなんだかいつもと違い

スッキリはしなかった。


気分を変えるのにコンビニでサンドイッチとアイスコーヒーかった。

お腹が減っているわけでも

食べたいわけでもないのだが

これから出社時間までの3時間の

気を逸らすことへの一つだ。

しかしそんなのはすぐ終わってしまい、

ベンチに座りながら寝てしまおうと思ったのだが

いつもは眠れていたベンチの居心地が今日は不快で

何度も体制を変えたり

カバンの位置を変えたりしたが

全く落ち着かなかった。

仕方ないので、ベンチの場所を変えてみることにしたのだが

そうしたら激しい貧乏ゆすりが始まった。

もうダメだと思い

嫌だったが母親に電話をした。

母親は「こうしたら?ああしたら?」というが

すでに全部やったこと。

「どうしようかね」とは言うが

「無理なら帰ってきなよ」とは言わない。

家に父親がいるからだ。

私が「親父イラついてるんでしょ」と言ったら

母親は何も言わなくなった。

そして速攻電話を切った。

もう身体中のザワザワが気持ち悪くて

ゆっくりとすいている車両を選んで帰った。


「大丈夫?」と母親は言ったが、

父親の気配で無言になった。

私もその空気に耐えられなくて

すぐに部屋着に着替えて部屋に閉じこもった。


明日も仕事。

また時間もダメとなると

少し遅めの時間にするしかない。

そして、それでも無理ならば

会社に電話して病院に行かせてもらうしかない。


とりあえず、荷物が重いことも苦痛に感じているので

ほんの少しだが、荷物を減らした。

でもほぼ変わらないので、

何書いてもいいノートを入れて

ひたすら電車の中で書き殴ってみようと思う。

少しは気がまぎれるかもしれない。