うつ病になった時、ハッキリとした理由があった。

だから最初のうちは周りもそれが辛いんだなとわかる。

でも、20年くらいすると

その理由からはもう離れていて

うつ病であること自体が辛いので

何が辛いのかと言われても

ただ辛いということが多い。


今はまだ仕事をしているので

私はまず外へ出ることが辛いという。

だけどそれじゃ何もできないでしょと言われる。

しかし、何が辛いって

何かすること自体が辛いのだから

今の私にとって具体的に言うなら

それが一番になる。

だって、本来なら何もしたくないのだから。


何もしたくないというのは

自己防衛かもしれないし

逃げなのかもしれない。

ますます家で動けなくなり

ブログはスマホで寝ながら書くようになった。

休みの日はほぼ寝ている。

しかし空腹はやってきて

食べたくないのに血圧ひくくなったり

血糖値下がったり

空腹すぎて気分が悪くなったりする。

仕方ないので一口くちにするが

すでにそこで食べることが苦痛に感じる。

なんとか空腹がなくなる程度は口にするが

ものすごく時間がかかってしまうようになった。

あとはまた寝ているだけ。


新しく出た薬は効いているらしく

具体的な自殺方法は考えなくなった。

だからといって、

希死念慮がなくなったわけではないが

とりあえず副作用っぽい吐き気が今は辛い。


持病を持っていても休みながら

働き続けられる人がいる。

私達精神の病気は

なぜそれが難しいのだろうか。

そして、いまだに精神の病気を他人事のように言う人と

都合のいいように使う人がいる。

その事で、どんどん薬の処方も厳しくなるし

支援の級の査定も厳しくなっていく。

自分が精神の病気だというのに

甘えだとかいう人がやっぱり腹立つ。

痛みも苦しみも

人の数だけあるのを自分が辛いならわかって欲しい。