1回耳にしただけで、その曲を生涯に渡って好きであり続けるだろうと確信する時がある。
自分にとって「アメージンググレース」がそれだった。
作詞者、ジョン・ニュートンについて、ちょっと調べてみると、
「イギリスの貿易商の家庭に生まれ、母親は幼いジョンに聖書を読んできかせるなど、熱心なクリスチャンであった。
成長したジョンは商船の指揮官であった父について船乗りとなる。
歌詞の内容は、ある体験を通して神の恵みに目覚めたジョンの敬虔な心境がつづられている。
そのある体験とは、アフリカからイギリスへ帰る船上で遭遇した大嵐の中での体験を元にしたもの。
この体験は彼を熱心なクリスチャンへと回心させていく大きな契機となった。」
つまり、敬虔なクリスチャンによって生まれた賛美歌……
そんなイメージを抱いていたが、今日の読売朝刊、黒岩比佐子さんの書評『奴隷制を生きた男たち』( ジェームズ・ウォルヴィン 著)の次の文に目が引き寄せられた。
本の内容は奴隷貿易商人、奴隷所有者、奴隷という立場が異なる3者の話と紹介した上で、
「奴隷貿易商人として財産をなした後、聖職者に転身したジョン・ニュートンは、賛美歌『アメージンググレース』を作詞した。」
歌とかけ離れたこの文章は、一体何を言っているのだ?
それを知りたくて、ジョンの人生を振り返ってみた。
嵐に遭い、九死に一生を得たジョンは、
自分にとって「アメージンググレース」がそれだった。
作詞者、ジョン・ニュートンについて、ちょっと調べてみると、
「イギリスの貿易商の家庭に生まれ、母親は幼いジョンに聖書を読んできかせるなど、熱心なクリスチャンであった。
成長したジョンは商船の指揮官であった父について船乗りとなる。
歌詞の内容は、ある体験を通して神の恵みに目覚めたジョンの敬虔な心境がつづられている。
そのある体験とは、アフリカからイギリスへ帰る船上で遭遇した大嵐の中での体験を元にしたもの。
この体験は彼を熱心なクリスチャンへと回心させていく大きな契機となった。」
つまり、敬虔なクリスチャンによって生まれた賛美歌……
そんなイメージを抱いていたが、今日の読売朝刊、黒岩比佐子さんの書評『奴隷制を生きた男たち』( ジェームズ・ウォルヴィン 著)の次の文に目が引き寄せられた。
本の内容は奴隷貿易商人、奴隷所有者、奴隷という立場が異なる3者の話と紹介した上で、
「奴隷貿易商人として財産をなした後、聖職者に転身したジョン・ニュートンは、賛美歌『アメージンググレース』を作詞した。」
歌とかけ離れたこの文章は、一体何を言っているのだ?
それを知りたくて、ジョンの人生を振り返ってみた。
嵐に遭い、九死に一生を得たジョンは、
「僕はまだ生きている。
今まで数々の不徳を繰り返してきたこの僕が。
これが神の所業というものか?
神はこんな僕を助けてくれたというのか?」
歌詞の内容は確かに神への感謝に溢れている。
自分を救ってくれた神を讃えることに、最大の誠意を示している。
だが……
あなた達、奴隷商人のせいで、どんなに大きな不幸があったことか。
それを、たった「不徳」の2文字で片付けてしまう救いの無さ。
幸せな家庭に生まれた少年が成長し、“仕事”に励み、たった1回嵐に遭ったお陰で、さらに幸せな人生を送った。
かなり「アメージンググレース」の印象が変わって来た。
『奴隷制を生きた男たち』、とにかく本の中身を読んでみないことには……
今まで数々の不徳を繰り返してきたこの僕が。
これが神の所業というものか?
神はこんな僕を助けてくれたというのか?」
歌詞の内容は確かに神への感謝に溢れている。
自分を救ってくれた神を讃えることに、最大の誠意を示している。
だが……
あなた達、奴隷商人のせいで、どんなに大きな不幸があったことか。
それを、たった「不徳」の2文字で片付けてしまう救いの無さ。
幸せな家庭に生まれた少年が成長し、“仕事”に励み、たった1回嵐に遭ったお陰で、さらに幸せな人生を送った。
かなり「アメージンググレース」の印象が変わって来た。
『奴隷制を生きた男たち』、とにかく本の中身を読んでみないことには……