お正月に帰省する際に、父方の墓に参った。
それから数日後、父からの着信履歴。
「裏の物置で転んだので来て欲しい…」
「すぐ行った方がいいの?」
「今日は病院休みだから、明日の朝でいい…」
そういう話だったのだが、気になったので1時間後に電話した。
携帯に電話するが通じない。
電源を切っているらしい。
仕方ないので、家の電話にかけた。
すると電話口に母親が出た。
「今どこ?私大変や!」
「お父は?」
どうやら症状がひどくなったようで、
電話の所まで出て来られないらしい。
「携帯の電源入れてっていうて!」
そんなこんなで、やっと父と話ができた。
結局、数日間の荷物だけ鞄に詰め、スクランブル発進。
夜に家に着くと布団の上で動けない父がいた。
次の日、動けないというので救急車で病院へ。
診察の結果は、股関節転子部骨折。
全治1ヶ月。
折れた箇所をボルトで固定するらしい。
だが、痲酔医師が火曜日しか来ないので、手術もまだ行われていない。
和歌山で退院までの間過ごす事になった。
息子と一緒に先祖の墓参りをして、数日。
それにしては早すぎるシンクロである。
これは、父だけではなく私を含めてのミッションである。
ある程度落ち着いたので、
奈良に帰ってノートパソコンとペンタブだけ持って来た。
だが、実家にはネット環境がない。
スマホのWiMAXも使えない。(前は使えたのに…)
テザリングでようやくつながった。
それだけでもありがたい。
おかげさまでネタには困らないはずだ。
1ヶ月の介護生活の始まりである。