モーレツ!しごき教室… | 空の宇珠 海の渦 

空の宇珠 海の渦 

-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話






今日は天気が良かったので、息子と三輪山に登った。


最初は嫌がったが、しぶしぶついてきた。



そこが、神の山だと知ると、気持ちが切り替わった。



どうやら、歴史で卑弥呼の所をやっているらしい。



神について興味があったようだ。



襷を下げて登り始めた。


あのような森の中を歩くのは、多分初めての経験だろう。


テーマパークのような感覚だろうか?


楽しそうに登っていった。


だが、テーマパークの波動は乱れている。


これほどの場所はそうそうない。


登れること自体が貴重で有り難いことなのだ。




登る前に一言、課題を与えていた。


「欲しがるな、感じろ!」と言う事だ。



スターウォーズのレイは、感じたからフォースを使えるようになった。


まずは感じる事が大切だということだ。


この辺りは、架空の物語でも例えると分かり易い。




登り初めて一言「空気がおいしいなぁ…」


違うのは分かるようだ。


さすがにサッカー少年は難なく登っていく。


足取りも軽い。


私は完全において行かれた。



「この辺りから意識してして登ってみ」


三輪山の霊気にも境目がある。


そこが、霊気を一番分かりやすいからだ。



一度、「おおっ!」と声を上げたが、その真意は分からない。


確かにその場所には変化があった。




頂上付近で…



「霊気の一番だと思うところを捜してみ」


息子はうろうろとしていたが、よく分からなかったようだ。


「ここもいいなぁ…」


「こっちもいいなぁ…」


その気持ちは良く分かる。


いいのは分かるが一番が分からない。


私の言い方が間違っていたようだ。



まあ、概ね間違ってはいない。


お祈りをして山を下りた。




「この辺りはあかんなぁ…」


駐車場の前までくると、息子が言った。



今日のところはこれぐらいで勘弁しておいてやる!



一応、エネルギー波動は感じていたようだ。



だが、この力は特別では無い。


誰にでも備わっている。


そのことに気付いていないだけなのだ。