【東京裁判の教誨師を務め花山信勝住職のお寺】 
〜 金沢市内 宗林寺にある殉国七士の遺品の数々 〜


東京裁判で死刑を言い渡された所謂A級戦犯は、花山教誨師の法話を刑の執行日まで熱心に聞かれて過ごされたそうです。
死刑囚となられた東條英機大将はじめ七名の方は毎日、小さな仏像を拝み、取り乱すこともなく静かな毎日を送られ、昭和23年12月23日未明に絞首台に向かわれたのです。

絞首台の階段を登る前に、七名全員が揃った花山教誨師とお別れの場で、どなたかがお酒を飲みたいと希望されたそうです。

残念ながら、巣鴨プリズンには日本酒は置かれておらず、米軍の配慮でワインが運び込まれたそうです。

手錠と腰紐に繋がれた不自由な姿勢でグラスに入ったワインを口に運ばれ、乾杯をされたのです。
その後「天皇陛下万歳‼️」を三唱し、四名、三名の二手に別れて絞首台に向かわれたのです。

理不尽な裁判であることに対して、一言も恨みがましいことも言わず、取り乱すこともされなかった殉国七士の潔よさに感謝と敬服しかありません。

しかし、戦勝国都合の茶番劇とも言うべき東京裁判を命じたマッカーサーやトルーマン大統領は東條英機大将はじめ殉国七士の潔ぎについて、人としてどう考え、余生を送ったかを知りたいものです。
きっと自責の念に駆られて毎日苦しんだと思いたいものです。それで無ければ人間ではありません。また、殉国七士の御霊は浮かばれません。

追記
この東京裁判に関係深い金沢市内の宗林寺で12月20日午後、東京裁判映画「プライド」の視聴会・講演会を予定しています。
(チラシの写真添付)
 金沢市内にある宗林寺と展示物

 最後の乾杯に使われるた赤ワイン

 宗林寺の本堂

 殉国七士
東京裁判教誨師としての花山住職の記録