終戦の日に寄せて*いわさきちひろ絵本 | Hibiki in Kobe*海の見える隠れ家サロン奏喜(ひびき)

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2024/3/9をもちまして〖海の見える隠れ家サロン奏喜 Hibiki〗のHPを閉じました。長きに渡りHPにアクセスを頂きありがとうございました。
尚、アメブロでは引き続き植物やフラワーエッセンスを主に取り上げています。

こんにちはクローバー

 

昨日はお盆のUターンラッシュがピークだったようですね。

 

3年ぶりの行動制限のないお盆休み。

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

私の実家は浄土宗なのでお盆のしつらえがちょっと大層です。


従来のやり方を楽しみにしている母。


周囲は折合いをつけるのにちょっとめんどうな毎年のお盆でもあります昇天

 

 

8月は長崎と広島の原爆投下にお盆の最中の終戦と続き、私はいわさきちひろさんの絵をフト思い出すことがあります。

 

いわさきちひろさんの絵が好きだった今は亡き義母から手渡された本の中に『戦火の中の子供たち』がありました。

 

パステルのぼかした優しいトーンの水彩画とはかけ離れたモノトーンに近い色使い。 

 

微笑のない子ども達の眼差し。

 

当時子育中だった私の心に、ずしんと重く衝撃を与えた絵本でした。

 

 

いわさきちひろさんの挿絵の本で戦争をテーマとした絵本は3冊。

 

『わたしがちいさかったときに』

 

『お母さんはおるす』

 

『戦火の中の子供たち』

 

 

3冊の絵本は今思い出しても胸が痛みます。

 

私と主人の親は学生時代に第二次世界大戦を体験したので、ちひろさんに近い世代です。

 

親達は戦時中のことについて殆ど話すことはありませんでしたが、終戦の日に黙祷する後姿には声をかけるのがはばかられるような雰囲気がありました。

 

『戦火の中の子供たち』を眺めながら、子供時代から戦争を体験した親達の想いを少し垣間見たような気がしたことを覚えています。

 

 

 
最近、『ハブられても生き残るための深層心理学』を読んでいます。
 
70年代に流行った『戦争を知らない子供達』という歌の作詞をされたきたやまおさむ(北山修)さんの著書です。
 
人が感じる息苦しさや疎外感について深層心理の世界観からその仕組みを考察された内容で、対人関係だけでなく戦争の背景にも言及されています。
 
時々その本を伏せて、

ウクライナの広大なひまわり畑にひまわりは咲いたのだろうかと想いを馳せた今年の夏。

 

国民の8割が戦後生まれとなった令和の時代。

 

そして今日は77回目の終戦の日。

 

 

黙祷ひまわり

 
 
 
 
湿度も気温も高い日が続いている神戸です。
 
今日もお元氣で虹
 
 
 

 

 
お立ち寄り頂きありがとうございましたトロピカルカクテル有加