昨夜 長い時間話した
電話で と
言いたくなってしまうけれど
Skype で
つい
『 電話で 』 と言いたくなるのは
なぜなのかしら …
きっと 温かいから
『 電話 』という響きが
とても好き
『 でんわ 』 …
しみじみと 温かい音
たくさんのたくさんの
色を含んだ
懐かしくて 切ない
優しい音
5時間
このところずっと『 電話で 』
いろいろな方と長い時間お話する機会が
多かったのだけれど
こんなに話したのはひさしぶり
わたしはきちんと対話が
できていただろうか
押し付けてはいなかっただろうか
決めつけてはいなかっただろうか
…
近づき過ぎることなく
離れることなく
どこまで自分を重ねず
深く寄り添いながら
そのひとを聴くことができただろうか
言葉のその奥にある声を
感じることができただろうか …
いつも
するともなくする 自問
『 電話 』を切ったあと
そのひとがとても好きだという映画を
観ることができるサイトのURLが届いた
その映画は
不思議で
混沌として
根源的で
どうしようもなく怖くて
優しくて …
とても悲しかった
きっと
繰り返し観ることはないけれど …
昔のわたしだったなら
この映画の世界に満ちている
独特の深い痛みに
とても惹かれたかもしれない
と思う
遠い遠い あの頃のわたしの心を
今のわたしは
記憶として思い出せるけれど
もうそのまま味わうことができない
そのまま蘇ることもない
ただ 『 知っている 』だけ
わたしはこれまでのわたしで
つくられているけれど
もう別人のように
すっかりと違っている
それは
脱ぎ捨てたのでもなく
変わったのでもなく
ただ『 解った 』だけなのだけれど
*
風邪をひいちゃった
お腹と喉と鼻と お熱 …
真冬でも風邪ひかなかったのにね
いつものとおり
病院にも行かないし
お薬も飲まない
これは浄化で
これが終わったら
わたしはまた
新しくきれいになる
還ってゆく …
だから
ぜんぶ 愛おしい
なにもかも …
ぜんぶぜんぶ 愛おしくて
抱きしめたくなる
お水 たくさん飲んで …
おやすみなさい
゚・*:.。..。.:*・゚゚ 忘れてないよ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・