夜の粒子 | soraharuruの まにまに 雑記帳

soraharuruの まにまに 雑記帳

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日々のまにまに。空のまにまに。雨のまにまに。
だれかを想うまにまに …


いろんな隨に ふとした間に間に …
きらきらひかる摩仁たちを 思いつくまま綴っています













歩道橋が好き





朝も昼も





だけど




夜の歩道橋がいちばん好き

















川が好きで …




川を渡る




橋 が 好きなの













ひたすらに列車旅をしていた頃も




やっぱり鉄橋が大好きで




渡る時は




渡るずっと前から




胸がドキドキして  …




子どもみたいに




窓に顔をくっつけて















なんだったのだろう




あの気持ちは















思い詰めたような




まるで




雑踏の中に消えてゆく




恋人の姿を目で追うような






あの




痛むほどに …




胸しめつけられ




焦がれる気持ち





















そうして




なぜなのかしら  …  











夜の歩道橋は




そんな胸の痛みを




思い出す






















夜の歩道橋の真ん中に立って




流れてゆく




光と残像を




ふわり 見つめながら










ああ 川  …









と 思う






















わたしは




橋の真ん中で




川の真ん中に立って






流れる




時の真ん中に




立っている





















夜の歩道橋が好き




夜の道路は川のよう




















橋の真ん中で




川の真ん中の




流れの真ん中に …









流されないで




だけど漂うように




心委ねて


















帰り道




ほんのひと刻 …


















まるで夜のように




夜にとけながら















夜の粒子になって




立つのが




好き

















































  ゚・*:.。..。.:*・゚゚  忘れてないよ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・