淡々 たんたん
淡い あわい
淡々し あはあはし
…
淡 という字そのものが纏う
淡さが 好き
あは という
透きとおりながら揺らめき立つ
儚気でいて確かな
その音が 好き
… 淡 たん・あは
その身に水を持ちながら
乾いたその音
たん という音の後に漂う
静かなひと拍
激しい何かを含みながら
抑えた 余韻
その音をうつしたような
淡の字の すきま
水と炎を併せ持つ 字
静かな水と
燃え上がる炎の象形
日を受けて揺らめき立ちのぼる
陽炎 ( かげろう …
そのかたち とも
*
溶け合うことのない
純粋
そっと …
重ね合わせた
あわあわと …
淡い 間 ( あはひ )
泡のように …
淡雪のように …
淡く
儚く …
透明に揺らめく
炎のような …
あの
゚・*:.。..。.:*・゚゚ 忘れてないよ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・