嵐の朝 葉っぱになる | soraharuruの まにまに 雑記帳

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日々のまにまに。空のまにまに。雨のまにまに。
だれかを想うまにまに …


いろんな隨に ふとした間に間に …
きらきらひかる摩仁たちを 思いつくまま綴っています









早起きできた日は、お散歩にゆく。


一時間以上は歩きたいから
余裕を持って起きられた日だけ なんだけど。

( そうじゃないと、帰り道後ろ髪ひかれて もやもやしちゃう )



早朝のお散歩は、大好きだけれど
おなじくらい、夢を観るのも大好きなので
ついつい夢を追いかけてしまうと、お散歩にはゆけない。







今日は、午後から嵐になるらしい。


まだ暗い、曇り空
もう、少しあやしい風。



川沿いに足が向いた。 今日は、こっちね^^
いつも、足が連れてってくれるとおりに歩く。







川沿いを歩くときは、カワセミを探しながら。

あまりきれいな川ではないけれど、
適度に浅くて土手もあって、カワセミが棲んでいる。

見られた日は、一日とってもしあわせな気分。




水鳥もいて、
枯れ草のなか、ちいさな春の花も咲いて。
土と草の、こうばしくて甘い匂い。


お散歩をしていると
いつも、ひとりでに笑ってしまう。

川の音は、もう春の音。




川面すれすれを飛ぶ影に
カワセミかと振り返ると、つばめだった。


わたしの、今年はじめてのつばめさん。 おはよう♪
うれしくなって、どんどん笑ってしまう。



どんどん 春*











しらない横道に
心ひかれるまま、ひょいと入るのも好き。

あぜ道のそのむこうに、ちいさな公園。







お堂と、まだ蕾の桜の木が6本。

すべり台と、古い木のシーソー。
鉄棒が段々にみっつ。 それだけ。


なんだか
なかよくなれそうな公園。




桜の枝先に落ち残った枯れ葉が、
風に吹かれて、かさりと落ちる音。










はじめて入る
通りすがりのちいさな公園で


ふらりと鉄棒にぶらさがって


両膝をひっかけたまま


さかさになって
ぼんやり世界をながめた








さかさまの景色のなか


春のつよい風に
かさかさ落ち葉がくるくる踊って


お堂の鈴の紐が、ゆらゆら揺れた







カメラの電池は切れていて


灰色の空につばめが回った







公園の地面は
白っぽい肌色の砂で


風に巻き上げられて
ぶらさがったわたしの目に入るので


目をとじると
風の音が、からだじゅうに響いて


急に世界はぐらぐらと心もとなくなって


つよい風が
びゅうとからだを揺らして


怖くなって落ちた





落ちながら

まるで葉っぱみたい と思って
うれしくなった









だれも来ないうちに
こっそりすべり台もすべりたかったけど
おしりがつめたそうだったので、やめる



空は、さっきよりどんより近くて
風がどんどん吹いてくる

嵐は、はやく来るみたい












今日のお散歩の、楽しかったこと。


帰り道、なんとなくついていったおばさんの案内で
しらない回り道をおぼえたこと。


まだ下手くそな、うぐいすの声を聴いたこと。
今年いちばんの、つばめに逢ったこと。


落ち葉になったこと。











お散歩は 楽し ( ´艸`)
























                         *  嵐、大丈夫でしたか?





























  ゚・*:.。..。.:*・゚゚  忘れてないよ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・